子どもたちのより良い未来のために・・・想いを見える化して行動変容 | よろず支援拠点全国本部

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子どもたちのより良い未来のために・・・想いを見える化して行動変容

約40年前に創業し、30年前に創業者の息子である現代表が承継。学習塾、通信制高校(大阪南校)の運営を行っている。15年ほど前からは、「自分の意志で自ら学ぶ」ことを重視した自立型個別学習塾として、不登校や発達障害の子どもをサポート。近年は地域を巻き込んだイベント「あおまつり」を、定期的に開催している。

公開日: / 都道府県:大阪府 業種:サービス 課題: その他

田中塾

代表者:田中 謙史
住 所:〒580-0043 大阪府松原市阿保5-2-4
連絡先:072-331-1424
URL:https://tanakajuku.com/

約40年前に創業し、30年前に創業者の息子である現代表が承継。学習塾、通信制高校(大阪南校)の運営を行っている。15年ほど前からは、「自分の意志で自ら学ぶ」ことを重視した自立型個別学習塾として、不登校や発達障害の子どもをサポート。近年は地域を巻き込んだイベント「あおまつり」を、定期的に開催している。

公開日:
都道府県:大阪府/業種:サービス/課題:その他

田中塾

代表者:田中 謙史
住 所:〒580-0043 大阪府松原市阿保5-2-4
連絡先:072-331-1424
URL:https://tanakajuku.com/

目次

  1. 相談のきっかけ
  2. 課題
  3. 支援内容
  4. 支援の成果

相談のきっかけ

事業を通して日本や地域の未来に貢献したい

教育現場で日本や地域の未来に対して危機感を感じていた相談者は、そうした問題に自らが何らかの方法で一石を投じたいとの想いをもっていた。コロナ禍で、消毒や検温、講義のリモート対応などさまざまな変化があり、特に精神的にナイーブな子どもが多い同塾の生徒に対しては、よりきめ細かな配慮が必要となるなど今までとは異なる対応に迫られた。先行き不透明な状況が続いていた令和3年、経営全般について今後の方向性を明確にしたいと考えた相談者は、日本政策金融公庫の紹介で今回の相談に至った。

課題

経営者としての自覚と行動変容が最優先課題

教育に対する考え方や取組など、他社と差別化できるものをもちながら、これまで相談者は、ホームページなどでもそれらを十分に発信・訴求できていなかった。収益性が低位安定であることから大きな投資を行えないだけでなく、相談者自身が「何もできない」という思い込みにとらわれているように見受けられた。しかも、マンパワー不足のため現場仕事に没頭しがちになり、経営を考える余裕がもてない、想いを形にできないといった状況も追い打ちをかけていた。そこでCOは、相談者自身が経営者に必要なビジョンや理念をもち、それを体現できるようになることを最優先課題として設定。そのためには想い・言葉を「見える化」し、それを広く発信できるよう行動変容することが必要と考えた。

支援内容

意識と行動の変容を定期面談で伴走支援

COはまず、経営者に必要な考え方、経営者は大きな夢を語る権利があること、無力ではなく微力はあることなどを伝えた。その上で、実現に向けたビジョンマップの活用や、日々考えるべきことをアドバイス。毎月来訪して、進捗報告をしてもらうことにした。相談者は着実に周囲へのアプローチを重ね、ホームページの文言の見直し、通信制高校の開始、「あおまつり」の創設、市役所や地域商店街との連携、中学校へのアピール、教育関連の人脈拡大など、回を重ねるごとに新しい取組を行うようになっていった。

支援の成果

主催イベントで認知が高まり入塾者が増えた

「あおまつり」は着実に認知度が高まり、300人近くが来場するようになった。それに伴い、通信制高校の生徒がイベント企画に携わり、自らも演奏を披露するなど、積極性や社会に関わる姿勢も見えるように。開校時2人だった高校の生徒は13人に増え、支援学校の生徒が「あおまつり」で興味をもち入塾したケースもある。また、相談者自身の認知も高まり、講演依頼がくるようになった。

事例を振り返って

・相談者の自己肯定感を高めるポジティブな言葉がけ

・経営者としてのビジョンや理念をもつようアドバイス

・売上という言葉はほとんど使わずに、社会貢献を意識した取組を提案

相談者の声

普段、指摘してくれる人がおらず、経営の観点で考える意識をもてずにいましたが、COと定期的に面談することで、「次回までにこれをやっておこう」と意識できるようになりました。また、アドバイスをいただいたことで、さまざまな人に自分の考えを伝えられるようにもなりました。おかげで賛同者が着実に増え、少しずつ前に進んでいる実感があります。

支援した拠点

大阪府よろず支援拠点

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