音楽を通じて子どもの感性を育む ピアノ教室を未来につなぐ事業へ
沖縄県読谷村にあるピアノ教室。幼児向けのリトミックや絶対音感を身につけるカリキュラムが特徴で、ピアノ演奏や音楽を聴くことにより音に対する感性を磨くプログラムを提供している。
代表者:宇野 チユキ(うの ちゆき)
住 所:〒904-0304 沖縄県中頭郡読谷村楚辺2057-1
連絡先:080-8357-4566
URL:https://r.goope.jp/unopiano/
沖縄県読谷村にあるピアノ教室。幼児向けのリトミックや絶対音感を身につけるカリキュラムが特徴で、ピアノ演奏や音楽を聴くことにより音に対する感性を磨くプログラムを提供している。
代表者:宇野 チユキ(うの ちゆき)
住 所:〒904-0304 沖縄県中頭郡読谷村楚辺2057-1
連絡先:080-8357-4566
URL:https://r.goope.jp/unopiano/
相談者は自宅マンションの一室で10名ほどの子どもたちにピアノレッスンを行っていたが、手狭な環境や近隣への騒音問題から、移転の上でピアノ教室を事業化したいと考えるようになった。本格的に事業化することで、より多くの人に音楽の素晴らしさを知ってもらい、売上の拡大を目指したいと考えていた。準備を整えるため、外部物件の賃借や移転開業に向けた手順、考え方についてアドバイスが必要だと感じ、令和元年4月に当拠点へ相談に訪れた。
COがヒアリングしたところ、相談者のレッスンはピアノ指導にとどまらず、子どもの感性や表現力を育むリトミックや絶対音感の習得を取り入れるなど、沖縄県内では珍しい内容であることがわかり、これを強みと分析した。一方で相談者は、その特徴的なレッスン内容について十分に情報発信できていない状況であった。また、新たに発生する賃料や諸費用を考慮し収益化を図るためには、適切な物件探しと事業規模に応じた精緻な収支計画の作成が必要であると判断。その上で利益確保のための売上拡大、特に集客や広報が重点課題であると考えた。
収支計画の策定において、COは近隣の競合調査をもとに価格設定と生徒数の試算を提案。その上で、集客のための広報戦略を検討した。広報活動では、ネット検索者への認知度向上に注力。グーグルビジネスプロフィールに登録し、地域のピアノ教室リストに表示させることに重きをおいた。併せて自社ウェブサイトや各種SNSによる定期的な情報発信方法をアドバイスした。また、販促チラシの改善提案を行い、地域の子どもたちが通う施設や子育て支援センターへの配布、挨拶回りも推奨した。移転開業から半年後、コロナ禍の影響で対面レッスンが激減した際には、オンラインレッスンを提案。相談者は各課題に真摯に取り組み、生徒数を増やしていった。
移転開業から5年、教室の生徒たちは絶対音感を習得し、ピアノ技術も向上。国内の著名なコンクールに出場し、上位入賞を果たすまでに成長した。また、実績について継続的に情報発信した結果、平日午後や土日のレッスン枠がすべて埋まるほどの人気教室となり、月間売上高は移転当初の10倍に達した。今後は、空き枠のある平日午前中に幼児向けリトミックのグループレッスンと絶対音感クラスを新たに設け、さらなる売上拡大を目指す。
● 事業規模に応じた収支計画の作成を推進
● 強みを認識しターゲットに訴求する広報支援
● 継続的な情報発信のための効果検証をサポート
自宅でピアノ教室を開いていましたが新たな場所が必要になり、店舗経費の負担などの課題に直面しました。よろず支援拠点のサポートを受けてコロナ禍を乗り越え、現在は生徒数60名に増加し、金銭面、精神面ともに支えとなっています。今後も引き続き経営面での支援をお願いしたいです。