コロナ禍で料理教室のオンライン化に挑戦 全国No.1の人気料理教室になり売上拡大を実現
創業6年の料理教室。オンライン料理教室にシフトする前は、婚活イベントなども開催しており、20代、30代の女性を中心に支持されている。また、ご息女が糖尿病と診断されたのをきっかけに糖尿病I型の料理研究家の一面も持つ。料理検索ポータルサイトでの受賞多数。
代表者:宮崎 知花(みやざき ともか)
住 所:〒812-0041 福岡県福岡市博多区吉塚2-3-8
連絡先:090-8812-2889
令和2年2月のバレンタインレッスン後から新型コロナウイルス拡大の影響を受け、3月には全ての対面レッスンの休講を決断。4月からZOOMによるオンライン教室を実施するも、リピートにつながらない状況が続いた。第1回目の緊急事態宣言が解除される6月、7月には対面のレッスン予約が戻ってくることを期待していたが、感染リスクの懸念からか全く予約が入らなくなり、今後の教室運営について当拠点へ相談に訪れた。
COはヒアリングをもとにオンライン化の課題を3つ設定。①「ライバルと差別化できる講座ラインナップ」商圏が全国に広がる一方、全国の料理教室がライバルになるため、差別化できる講座の構築が必須、②「福岡県外の見込客リスト作成」福岡県内の顧客リストしか保有していなかったため、新たな集客手段、見込客リストの構築が必要、③「リピート率の向上策」料理教室は動きながらのレッスン。集音マイクなどオンラインに最適化したキッチン環境の整備が必要。
オンライン集客については、無料で掲載でき、利用者の多いレッスン検索プラットフォーム「ストアカ」に講座を掲載。水産庁の補助金活用により「水産会社と協力した魚の販売+料理レッスン」や「お酒好きのための飲みながらおつまみを作るレッスン」など講座内容を差別化。他にも、無料講座から有料講座への誘導、LINEを使ったリピーター促進、割引優待チケットなどの発行も実施。キッチン改築は小規模事業者持続化補助金を活用して実施した。
水産庁「令和2年度水産物販売促進緊急対策事業」の補助金を活用した「お魚販売+レッスンがセットになった講座」は22回、335名、167万円の売上増に。オンラインレッスンは回数113回、人数561人、売上258万円。婚活事業と合わせた令和2年度総売上は328万円。クスパ令和2年大賞(全国1位)、ストアカ講師ランク最高位「プラチナバッジ」を獲得。プレスリリースではテレビ取材3件など大きな成果を達成。今後は糖尿病I型向けの料理レシピの開発、レッスンを実施する予定。
単純に今までのレッスンをオンラインで教えるだけでは、どうしても対面に比べるとクオリティが落ちてしまいます。また、オンラインにすることで全国の料理教室がライバルになるため、差別化を図れるコンセプトの講座づくりをご提案しました。
自分では想像もつかないアドバイスを沢山いただきました。「この企画はどうしようかな…」という迷いも『宮崎さん!チャレンジしていきませんか!?』と、背中を何度も押していただき、楽しく事業展開ができました。2年目となるオンラインレッスンも新たな展開が楽しみです。