水岡 希久子 | よろず支援拠点全国本部

CCOの声

よろず支援拠点

チーフコーディネーター

水岡 希久子

Kikuko Mizuoka

2005年4月 フリーランスライターとして起業
2017年5月 山口県よろず支援拠点 コーディネーター就任
2019年4月 山口県よろず支援拠点 チーフコーディネーター就任

就任のきっかけ

私は東京で雑誌記者や編集者として働き、約15年前にUターン後、フリーランスライターとして起業しました。当時は開業届や確定申告という言葉も知らず、経営に必要な知識は起業後に徐々に学ぶという手探りの状況だったことを覚えています。そのような中、当初はインターネット経由で県外からお仕事をいただくことが多かったのですが、次第に山口県内の行政広報誌や中小企業の広報企画に携わる機会が増え、自分自身の中での「地域貢献」の気持ちの芽生えにつながっていきます。
あわせて、ライターと兼業で実家の飲食店も手伝うようになるのですが、飲食店経営に関しては恥ずかしながら楽観的に考えており、直ぐに経営の難しさに直面してしまいます。金融機関や税理士以外に、何処の誰に相談をして良いのか分からず、当拠点を含めた支援機関や各種制度の活用には思い至りませんでした。
その後、縁あってよろず支援拠点の門を叩くことになるのですが、このような自分自身の経験も踏まえて「経営者の味方でありたい」「同じように悩む経営者の力になりたい」と、CCOの公募に手を挙げました。

仕事のポイント

中小企業の広報企画分野の経験を活かして、経営者の皆様の関心が高い施策活用やセミナー開催等の情報をSNS等も活用しながらいち早く行うことで、相談機会の拡大と拠点のPRに努めています。加えて、関係する支援機関と連携したセミナーやイベントの企画・運営を行う他、各種会議や審査会、シンポジウム等に積極的に参加し、地域でのネットワークの構築・強化にも取り組んでいます。
また、チームをまとめるマネージャーとして、各COの相談案件の進捗状況の確認、出張相談会の日程管理等を行いながら、活動実績をまとめていくことも重要な業務です。当拠点は最小限の人数で運営しているため、年々増加する相談案件に対応できる素早いスケジューリングや体制作りが必要になります。COが相談案件に全力で対応できるように、CCOは幅広い視野で物事を考える力が求められると感じています。

やりがいを感じること

中小企業診断士や社会保険労務士等の士業、IT、デザイナーなどなど、様々な専門性を持ったCOがいる中で、相談者に最良な支援体制(チーム)を作っていくことがCCOの役割だと自負しています。ですので、相談者の課題解決のために、スムーズなチーム支援が行えたときにやりがいを感じます。
来訪いただける相談者がますます増えることは嬉しい限りですので、当拠点のような経営相談所があることを多くの方に知っていただくべく、「どのようなお役に立つ場所なのか」継続した情報発信に努めていきたいと思います。