知的財産を生かし新商品開発とフランチャイズ店開設を実現
平成17年開業。アロマ・ハーブ・ピラティス講師業を営む。日本アロマ環境協会認定インストラクターなど様々な資格を持ち、積み重ねた知見と技術を惜しみなく生徒に伝える指導が定評。近年はハーブを使ったカフェも運営し、観光客などからも高い支持を得ている。
代表者:佐藤 玖光子(さとう くみこ)
住 所:〒386-0004 長野県上田市殿城4023-1
連絡先:0268-25-1390
相談者は長年、アロマ・ハーブ・ピラティス講師として生徒を育ててきた。アロマ・ハーブ・ピラティスの3つを組み合わせたオリジナル商品である「ホロスピラティス」の商標登録にあたり、発明協会の支援を受けながら手続をする中、経験や知見を生かし、フランチャイズ店開設と新商品開発を決意。しかし、何から手を付けたらいいのかわからないと悩んでいたところ、発明協会から当拠点を紹介され、相談に至った。
まずCOは、「ホロスピラティス」の内容を相談者にヒアリングしながら、相談者の強みと商品分析を開始。遠方からのリピーターや、独立した生徒が複数名いることから、パフォーマンスカと育成力に強みがあると判断。また、既存商品の価格と市場価格との差異を確認。現行ウェブサイトでは相談者の強みが伝わらず、他社との差別化ができていないことから「フランチャイズの仕組みづくり」、「新商品開発」、「既存商品の価格見直し」の3つを課題として設定。
まず「ホロスピラティス」の良さを新規顧客層に伝えるため、シンプルな図解を用いたチラシを制作。フランチャイズの仕組みを自社に生かすため、教材や新商品のカリキュラム作り、ホロスピラティス協会の設立・コース設定・価格・認定講師の損害保険など、当拠点の法律担当COも加わり支援。また、ウェブサイト上で相談者の写真やホロスピラティスの動画を加えるなど、強みの見える化を推し進めた。さらに広報担当COも加わり、メディアや公的機関・SNSを使用してブランド認知度向上に努めた。
フランチャイズの仕組みづくり、新商品発売、既存商品の価格見直しを行った結果、売上が増加。コロナ禍での自粛を契機に、支援の着眼を広報に切り替え、地道に活動したことが実を結び、地元雑誌、新聞、専門誌からの取材が増え、若年層と男性の新規顧客層が増加。令和3年8月にも新たにフランチャイズ店を開設。講師としても地元市役所や商工会ほか、依頼が増え、今後はビデオチャンネル開設にもチャレンジ予定。
相談者の高い志と強みを感じていたものの、日々の業務や周りへの配慮から積極的な行動につながっておらず、まずは相談者が歩いてきた道を丁寧に振り返ることから始めました。あえて先に計画を立てることをせず、話の内容を図や文章に見える化することで、自信を持って一歩一歩進んでいけるように努めました。
COの皆様の親身な対応のおかげで、長年の構想であったフランチャイズ店開設と新商品を発売することができました。コロナ禍で途方に暮れた時期もありましたが、支援を通じて寄り添い励まし続けてくださったことが、大きな自信につながりました。COの皆様とのご縁に感謝しています。