売上拡大のための付加価値向上を目指す | よろず支援拠点全国本部

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売上拡大のための付加価値向上を目指す

平成24年創業の「合同会社栄幸ファーム」は、山梨県笛吹市石和町でトマトのハウス栽培および販売を行っている。栽培面積は約2反で、減農薬で化学肥料不使用にこだわった4種類のトマトを栽培。作付面積・売上高ともに最大で主力品種になっている「プチぷよ」は、食味・食感・見た目のすべてが秀逸。従来のトマトの概念を覆すような品種とされている。現在はECによる売上が大半を占め、消費者と直接的な関係を構築している(一部県内のスーパーでも販売)。

公開日: / 都道府県:山梨県 業種:農業・漁業・林業 課題: 売上拡大

合同会社 栄幸ファーム

代表者:柚木 幸子
住 所:〒406-0042 山梨県笛吹市今井664-12
連絡先:090-2480-7026
URL:https://www.eikou-farm.co.jp/

平成24年創業の「合同会社栄幸ファーム」は、山梨県笛吹市石和町でトマトのハウス栽培および販売を行っている。栽培面積は約2反で、減農薬で化学肥料不使用にこだわった4種類のトマトを栽培。作付面積・売上高ともに最大で主力品種になっている「プチぷよ」は、食味・食感・見た目のすべてが秀逸。従来のトマトの概念を覆すような品種とされている。現在はECによる売上が大半を占め、消費者と直接的な関係を構築している(一部県内のスーパーでも販売)。

公開日:
都道府県:山梨県/業種:農業・漁業・林業/課題:売上拡大

合同会社 栄幸ファーム

代表者:柚木 幸子
住 所:〒406-0042 山梨県笛吹市今井664-12
連絡先:090-2480-7026
URL:https://www.eikou-farm.co.jp/

目次

  1. 相談のきっかけ
  2. 課題
  3. 実施内容
  4. 支援の成果

相談のきっかけ

やりたいことはあるが具体的に動けないでいた

ECで一定数のリピーターを得ていることから顧客(ファンとなった消費者)との直接的な関係構築はできていたが、収穫量に対する販売量は少なかった。そのような状況でも販売に注力できる人手がなく、生食販売だけに頼ったキャッシュインの状態も改善したいと思慮。それらの解決策として、新たな販路の開拓および新たな収益の獲得手法を必要としていた。しかし、具体的に「何をどうすればいいのか」に対して大きな戸惑いがあり、同社内だけでは動きが取れずに今回の相談に至った。

課題

本当の強み、本当にありたい姿は何?

平成23年以降、日本人一人当たりのトマト年間購入量は増え続け、現在では4,000gを超えている。トマトは国内で品種登録されているものだけでも200種を超える。同社の主力商品「プチぷよ」は、滑らかな口当たりと爽やかな甘み、サクランボのような見た目が極めて特徴的。相談者は栽培方法に特別なこだわりがあり、もみ殻・米ぬか・アミノ酸を調合した「乳酸菌もみ殻ぼかし」を手作りで作成し、4年の歳月をかけて土づくりに取り組んできた。さらに研究を重ね続け、令和3年からは科学的・論理的に営農していく栽培技術である生態調和型農業理論「BLOF(ブロフ)理論=Big LOgical Farming」を取り入れている。化学肥料を使わず、農薬は必要最低限の使用にとどめてきた。このような栽培に関する強い意志とこだわりから生まれるトマトを最大の強みとして打ち出すことにした。

実施内容

「栄幸ファームが作るプチぷよ」を打ち出す

「プチぷよ」が「プチトマト」としてざっくりと括られてしまうことから の脱却が必要と考え、ブランディングで「栄幸ファームのプチぷよ」を 明確に打ち出すことにした。販路開拓については洋食系飲食店にア プローチし、新たな収益獲得手段として「プチぷよ」のみを原料とし たトマトジュースを製造することに。ブランディングには旧知のプラ ンナー、デザイナーを投入。飲食店アプローチには山梨県北杜市、 八ヶ岳のふもとにあるイタリア料理店、ジュース製造には高級フルー ツピューレを製造している事業者を投入してミーティングを重ねた。

支援の成果

トマトジュースはふるさと納税の返礼品に採用

ブランドネームとロゴを策定し、チラシを製作。取引先約5,000店舗を擁する食材問屋につなぎ、首都圏の飲食店に営業をかけ、トマトジュースは笛吹市のふるさと納税の返礼品に採用された。また、百貨店の特選およびギフト商材として商談中で、都内のホテルのラウンジ、ショットバーにもアプローチしている。現状(令和5年8月)での販路開拓による定量的効果は、約60万円の売上獲得である。

事例を振り返って

・意思疎通・内容確認を重ね相談者の意思を尊重

・継続的に発展できる事業プランの作成をサポート

・プロジェクトマネジャー的な立ち位置を意識

相談者の声

支援のおかげで取組の方向性が明確になりました。また、当社のトマト「プチぷよ」は、他とは違うものであるということをはっきり表現しきれたことは、今後のモチベーションにもつながります。ジュースも本当に美味しいものができたので、自信をもって販売していきたいと思います。

支援した拠点

山梨県よろず支援拠点

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