新たな販路開拓と販売手法を盛り込んだ事業計画により融資が決定
平成28年6月創業。木工に対する豊富な知識と技術力を生かし、定番商品からオーダーメードまで多様な木工製品を製造・販売。特に音楽雑貨に定評があり、音楽教室などから高い支持を得ている。そのほか、時宜に応じたアイデア製品も提供しており、コロナ禍での飲食店向け製品やアウトドアグッズなどがメディアにも数多く取り上げられてきた。鳥取県の各部署でも同社の製品が積極的に取り入れられるなど、公的機関からの信頼も厚い。
代表者:表 飛悠人
住 所:〒680-1442 鳥取県鳥取市吉岡温泉町789-1
連絡先:080-5359-9965
URL:https://kobo-yuragi.com/
平成28年6月創業。木工に対する豊富な知識と技術力を生かし、定番商品からオーダーメードまで多様な木工製品を製造・販売。特に音楽雑貨に定評があり、音楽教室などから高い支持を得ている。そのほか、時宜に応じたアイデア製品も提供しており、コロナ禍での飲食店向け製品やアウトドアグッズなどがメディアにも数多く取り上げられてきた。鳥取県の各部署でも同社の製品が積極的に取り入れられるなど、公的機関からの信頼も厚い。
代表者:表 飛悠人
住 所:〒680-1442 鳥取県鳥取市吉岡温泉町789-1
連絡先:080-5359-9965
URL:https://kobo-yuragi.com/
楽器をモチーフとした木工品の製造販売を中心に事業展開している同社は、本格子ども向け木琴の新商品開発に成功。同製品の販路開拓について相談するため当拠点を訪れたことがきっかけで、その後も継続してIT活用支援、知財相談などを行ってきた。今回、コロナ禍で中止されていた音楽発表会などが徐々に開催されるようになったため、需要が拡大。作業効率を上げる必要が生じたことから、機械導入のための資金繰りについて今回の相談に至った。
相談者は作業効率を上げるため新たな木工機械を購入する必要があり、鳥取県の補助金を申請して交付決定を受けた。そして、さらなる融資を受けるため日本政策金融公庫に相談したが、公庫担当者は売上額の底上げが必要と判断。そのための方策を、当拠点の担当COへ投げかけた。COが公庫担当者とともに経営分析を行った結果、主力商品である音楽関連雑貨の売上額がコロナ禍の影響で激減しており、音楽発表会などの開催が再開されても売上ボリュームの期待値が低いと判明。高級アウトドアグッズも手掛けているものの、この売上額も伸び悩んでおり、売上大幅増への起爆剤とするには新たな工夫が必要と考えた。また一方で、相談者はSNSでの動画発信を得意とすることから、インスタグラム、ティックトックなどの再生回数は非常に多いものの、売上にはなかなか結び付いていなかった。
COは公庫とともに過去の売上実績を分析。公的機関や法人からの単発注文が年に数回あり、この売上比率が比較的高いことを発見したほか、鳥取県の県産材担当部局と連携があることに着目した。そこで、音楽関連雑貨から徐々に特注品の受注にシフトするとともに、オリジナル製品の「木製ガチャ」のレンタル事業により、安定した売上計上を行うようアドバイス。相談者は公庫鳥取支店・鳥取信用金庫・当拠点合同の定期経営相談会を活用し、事業計画を提示したところ融資が決定した。
金融支援によって、機械購入費と当面の運営費を賄うことができた。今回の機械導入は鳥取県の物価高騰支援関連補助金の交付決定も受けており、当面の資金繰りが安定。相談者は、製造と営業に集中できるようになった。「木製ガチャ」の売上は現在数万円程度であるが、鳥取県が実施した東京ドームのイベントにも採用され、今後は法人へのレンタルで年間売上50%増を見込んでいる。
・金融機関との合同経営相談による経営分析と販路・販売手法をアドバイス
・融資決定につながる解決策が盛り込まれた事業計画の策定を支援
・県のイベントへの参画を実現するべく、県の関係部署へのアプローチを提案
今までもさまざまな相談に乗ってもらっていましたが、今回も金融機関担当者とよろず支援拠点の担当COが親身になって経営状況を分析してくれました。自分では気付かなかった主力商品の転換や販売手法の提案をいただき、事業拡大・売上拡大への確かな手ごたえを感じています。今後もアドバイスをいただきながら、事業をますます発展させていきたいと思います。