大切な家具に新たな命を!個人顧客のソファ・椅子張り替えで受注拡大 | よろず支援拠点全国本部

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大切な家具に新たな命を!個人顧客のソファ・椅子張り替えで受注拡大

昭和41年、「株式会社ミネルバ」は、日本の西洋家具はじまりとされる「芝家具」の伝統を受け継ぐ会社として、東京都品川区にて創業。創業者の宮本茂紀は、日本初の「家具モデラー」として多数のプロジェクトを実現し、平成19年に黄綬褒章を受章。代が移り2代目は、心地よいインテリア空間の創造へと事業を広げ、平成26年に自社ブランド「Kairos&M」を立ち上げる。西陣織や独自素材を取り入れ、国際的な空間デザインにも取り組み、「Made in 東京」として高い評価を受けている。

公開日: / 都道府県:東京都 業種:製造業 課題: 売上拡大

株式会社 ミネルバ

代表者:宮本 しげる
住 所:〒142-0051 東京都品川区平塚1-10-7
連絡先:03-3785-2337
URL:https://www.minerva-jpn.co.jp/

昭和41年、「株式会社ミネルバ」は、日本の西洋家具はじまりとされる「芝家具」の伝統を受け継ぐ会社として、東京都品川区にて創業。創業者の宮本茂紀は、日本初の「家具モデラー」として多数のプロジェクトを実現し、平成19年に黄綬褒章を受章。代が移り2代目は、心地よいインテリア空間の創造へと事業を広げ、平成26年に自社ブランド「Kairos&M」を立ち上げる。西陣織や独自素材を取り入れ、国際的な空間デザインにも取り組み、「Made in 東京」として高い評価を受けている。

公開日:
都道府県:東京都/業種:製造業/課題:売上拡大

株式会社 ミネルバ

代表者:宮本 しげる
住 所:〒142-0051 東京都品川区平塚1-10-7
連絡先:03-3785-2337
URL:https://www.minerva-jpn.co.jp/

目次

  1. 相談のきっかけ
  2. 課題
  3. 支援内容
  4. 支援の成果

相談のきっかけ

「愛用の椅子を修理して使い続けたい」 寄せられる個人顧客からの想いを形にしたい

法人からの特注ソファや椅子の製造・メンテナンスで事業を拡大してきた同社。宮内庁や迎賓館、ホテル、商業施設、世界のラグジュアリーブランドからも依頼が絶えない。そうしたなか、個人の顧客から愛用のソファーや椅子を修理して使い続けたいという声が届き始めた。代表である相談者は、こうした想いに共感。その想いを大切にしたいが、事業として展開するには、どのようなアプローチが有効かのアドバイスを求め、今回の相談に至った。

課題

メンテナンスの対応を個人顧客に広げた場合需要はどれほどあるのか?

ソファや椅子の修理にどの程度の需要があるのか。また、同社の修理は品質にこだわり、決して低価格ではないため、顧客層の予算感に合うのか。COはこの二つの観点から、ネット市場を中心に市場規模やニーズ把握を開始。安価なソファを買い替えて楽しむという需要がある一方で、張替え修理に対する需要の伸びを確認した。SDGsへの関心に加え、コロナ禍での在宅時間の増加による、快適な住まいづくりへのニーズが存在したためだ。そしてDIYを楽しむ消費者が増加している一方、ソファの張替えは高い技術を要するため、専門家への依頼が多いとわかった。さらに多くの家具メーカーはソファの修理よりも新調を勧める傾向にあった。COは、ソファ・椅子の修理市場に機会を見出した。ただ、同社はデジタル活用の経験が不足しており、その運用面が課題だった。

支援内容

新規顧客獲得のためのデジタル活用支援

同社は張替えサービス専用のランディングページを構築。張替えシミュレーションや見積依頼などを設け、検索連動型広告を開始した。ところが、個人受注は電話オーダーが伸びていた。アクセス解析によるデータ分析の結果、二つの仮説に至った。一つは、スマホのアクセスが多く、入力負担の大きい見積依頼ページを避けて電話オーダーする人が増えたのではないかということ。もう一つは、顧客からの電話に対する丁寧なフォローが奏功したのではないかということだった。仮説に基づき、COはサイト改善を提案。見積依頼の簡素化など、顧客がスマホで気軽に同社と接触できるようにした。

支援の成果

個人顧客の認知度向上で売上高前年比150%増加

サイト改善の結果、見積件数が増加。想定より高単価な案件も舞い込み、売上高は前年比150%を達成した。今回の取組で得た新規顧客からは「個人でも依頼できるとは知らなかった」「受け継いだ大切な家具の修理先が見つかって嬉しい」との声が上がった。既存顧客からの「困っている知人の対応をお願いしたい」といった紹介も相次いでいる。

事例を振り返って

・ランディングページを構築し、検索連動型広告を開始

・アクセス解析によるデータ分析から、仮説(課題)を設定

・仮説に基づくサイトの改善

相談者の声

デジタルを活用した取組に課題を感じていたものの、何をどうしたらいいのかわからず、手つかずの状況が続いて焦りを感じていました。デジタルマーケティングの考え方と仕組みを丁寧に案内いただけたおかげで、苦手意識を克服でき、今後も積極的にデジタルを活用した取組を進めたいと思えるようになりました。

支援した拠点

東京都よろず支援拠点

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