滋賀県産の無農薬大麦ストローを商品化 効果的なプレスリリースで目標6,000本を完売 | よろず支援拠点全国本部

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滋賀県産の無農薬大麦ストローを商品化 効果的なプレスリリースで目標6,000本を完売

細密画の展示会、紙芝居、イラスト、漫画などの制作を中心に事業を行う。代表は、動植物の環境団体のサポーターとして、環境に配慮した営農活動にも協力している。農業の「6次産業化」にも興味を持っており、そうした背景から、いきものの観察会、地域活動など環境教育にも取り組んでいる。

公開日: / 都道府県:滋賀県 業種:製造 課題: 売上拡大

工房シーダーノ

代表者:代表 八尋 由佳(やひろ ゆか)
住 所:〒524-0031 滋賀県守山市立入町117-7
連絡先:090-6238-8182

細密画の展示会、紙芝居、イラスト、漫画などの制作を中心に事業を行う。代表は、動植物の環境団体のサポーターとして、環境に配慮した営農活動にも協力している。農業の「6次産業化」にも興味を持っており、そうした背景から、いきものの観察会、地域活動など環境教育にも取り組んでいる。

公開日:
都道府県:滋賀県/業種:製造/課題:売上拡大

工房シーダーノ

代表者:代表 八尋 由佳(やひろ ゆか)
住 所:〒524-0031 滋賀県守山市立入町117-7
連絡先:090-6238-8182

目次

  1. 相談のきっかけ
    「大麦のストロー」を商品化も販路の開拓方法がわからない
  2. 現状分析・課題設定
    「脱プラゴミ」を売りとした商品にターゲット設定とアプローチ方法が検討課題
  3. 提案・実行支援
    県内飲食店への知名度向上のためプレスリリースを作成・配信
  4. 支援成果と今後の展望
    マスコミ掲載により販売先を確保 当初目標であった6,000本を完売

相談のきっかけ
「大麦のストロー」を商品化も販路の開拓方法がわからない

以前から農業の「6次産業化」に興味があった相談者は、地元の年配の方から「昔は麦の茎をストロー替わりにジュースを飲んでいた」という話を聞き、大麦のストローの商品化を思い立つ。試作品完成を経て、2020年度は目標の6,000本を販売をしようとしたが、効果的な販売方法がわからず困っていたところ、知人に当拠点を紹介され相談に至った。

現状分析・課題設定
「脱プラゴミ」を売りとした商品にターゲット設定とアプローチ方法が検討課題

COは、商品の詳細な仕様や開発経緯などについてヒアリングを行い、相談者の農業や環境に対する強い想いが表れた商品であること、また、プラスチック製のストローは海洋ゴミの7%を占め、環境問題となっていることなどを確認した。そこで、この大麦のストローを、「脱プラゴミ」というコンセプトのもと販売することを提案。販売ターゲットの設定と、ターゲットに対するアプローチ手法の検討を課題とした。

提案・実行支援
県内飲食店への知名度向上のためプレスリリースを作成・配信

COは、県内の喫茶店やコーヒーショップで大麦ストローを使用してもらい、気にいったお客様に販売するという方法を提案。まずは、知名度確保のため、県内のマスコミに取り上げてもらえるよう、プレスリリース作りに注力した。相談者に対しては基本的な書き方を指導した上で、添削・修正を繰り返して完成させた。そして、大麦の刈り取り・加工・製品化までの一連のストーリーを取材してもらえるように、大麦の刈り取り時期の前に配信した。

支援成果と今後の展望
マスコミ掲載により販売先を確保 当初目標であった6,000本を完売

プレスリリースの配信により、テレビ番組で何度も「大麦の刈り取り・加工・製品」が放送され、全国紙や地方紙など多くのマスコミで大きく取り上げられた。その結果、博物館のショップやレストラン、喫茶店、コーヒーショップの計8店で、大麦ストローを取り扱ってもらうことになり、当初目標であった6,000本が完売した。

事例を振り返って

マスコミに取り上げられなければ目標は達成できないので、ニュース・情報として取り上げやすいように、プレスリリース内「タイトル」と「背景」では環境問題、「商品紹介」では滋賀県産無農薬大麦のうんちく、最後は環境保護団体への寄付や環境教育などで全体をまとめた。

相談者の声

各社にプレスリリースをしていたので、1社の取材を皮切りに、複数の取材の申込みがあった。COに添削して頂いた資料が大いに参考になったものと思われた。マスコミの記事を見て、販売したいという店舗や個人的に購入したいという方もいて、その効果も大きかった。

支援した拠点

滋賀県よろず支援拠点

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