滋賀県初のブランド合鴨「近江鴨」誕生! ブランディング、広報戦略展開で 119社と取引開始
平成30年10月創業。滋賀県初の国産ブランド合鴨「近江鴨」を自社一貫生産・販売。採卵・孵化~肥育~食肉加工〜販売まで全て自社で行い、年間を通して安定供給している。近江の地域と食、人をつなぎ「特産品創出」の観点から地域活性化に努める。食の安全はもちろん、おいしさ+aの新しい国産ブランド合を生み出している。
代表者:坂上 良一(さかがみ りょういち)
住 所:〒520-1101 滋賀県高島市武曽横山字飛惣橋3000番地
連絡先:0740-20-9024
古来より滋賀県ではマガモを捕獲して食していたが、琵琶湖が禁猟区となり、天然のマガモはほとんど使われなくなった。そのような中、食用として品種改良を行った「合鴨」の肉質やおいしさを広めるべく、滋賀県に馴染みが深く地元産である「近江鴨」を滋賀県ブランドとして、同社のある高島市から発信することを目指した。しかし、販路開拓・ブランディングに関して知識がなく、その対応を模索していたところ、当拠点を紹介され相談に至った。
COは相談者とのヒアリングなどを通じて、滋賀県における「マガモ」と「合鴨」の状況について把握。これを踏まえ、今回の商品である「合鴨」に関して、その特徴(生産・加工方法、生産規模、優位性など)の整理を行い、相談者との間で、「近江鴨」としてのブランディングの確立を目標とすることを確認した。さらに、販売先として滋賀県内のホテル・旅館・飲食店などの販路開拓を課題とした。
県内の日本料理店から、琵琶湖八珍であるホンモロコの残りカスなどを譲り受け、合鴨の飼料の一部として使用することなど、地域の特性を活かしたブランディング方策を提案。また、県内のホテルや飲食店などに「合鴨」への関心を深めて貰うべく、相談者に積極的に食の商談会に参加し、新規の販路開拓に努めるよう促した。さらに、生産・加工場の完成に際して、マスコミ向け施設見学会の開催を提案。
施設見学会の模様が、各種マスコミに大きく取り上げられ、ホテル・旅館・飲食店などより商談が殺到。今和3年4月末の段階で73社、8月18日には119社と、新規顧客との取引が順調に推移した結果、売上の大幅アップを達成。今後は、ECサイトを通じて一般消費者へも販売を拡大し、県外の販路開拓にも取り組んでいく。
県内のホテルや飲食店などの関心度調査を行い、事業の可能性を把握した上で、各種支援策を提案しました。特に、ブランディングのために琵琶湖八珍由来の餌を使うこと、「近江鴨」の商標をロゴとして登録することにこだわりました。また、今回の目標はマスコミに取り上げられなければ達成できないので、練り上げたプレスリリースの配信を行いました。
「近江鴨」のブランド周知にあたり、ブランディングと販促活動が大切だと感じながらも、具体的な施策に悩んでいました。担当COと出会い、市場分析やプレスリリース、販路紹介など適切なご指導をいただき、ブランド認知と販売拡大に大きく寄与していただきました。