女性目線を活かした「フェムテック」商品で創業。 国内で製造し、国内外へ販売
令和3年3月、趣味のサーフィンをきっかけに、名古屋から宮崎にIターン移住を果たし、同年8月に個人事業主としてPINAQ(ピナク)を創業。以前、海外で出会った吸水ショーツを通じて感じた感動を、日本の女性たちとシェアしたいと願い、女性がより前向きに活動できる新生理用品として、「フェムテック(Female(女性)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせた造語)」をコンセプトに、超吸収型サニタリーショーツを開発。同年12月から販売を開始した。
代表者:鈴木 幸菜(すずき ゆきな)
住 所:〒880-0913 宮崎県宮崎市経久6丁目16-17
連絡先:quater.pp88@gmail.com
令和3年3月、趣味のサーフィンをきっかけに、名古屋から宮崎にIターン移住を果たし、同年8月に個人事業主としてPINAQ(ピナク)を創業。以前、海外で出会った吸水ショーツを通じて感じた感動を、日本の女性たちとシェアしたいと願い、女性がより前向きに活動できる新生理用品として、「フェムテック(Female(女性)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせた造語)」をコンセプトに、超吸収型サニタリーショーツを開発。同年12月から販売を開始した。
代表者:鈴木 幸菜(すずき ゆきな)
住 所:〒880-0913 宮崎県宮崎市経久6丁目16-17
連絡先:quater.pp88@gmail.com
相談者は以前から「フェムテック」商品についてのアイデアを温めていたものの、移住前に相談した地域の専門家からは「この商品で収益を上げることは困難」と言われていた。それでも、子育てをしつつ在宅でできる仕事を望むとともに、女性目線を活かした商品の製造販売で創業という目標を抱いていた。しかし、事業を経営した経験がなく、何から取り組んだらよいかわからなかった。Iターンを機に、宮崎市移住センターからの紹介で当拠点に相談に訪れた。
超吸収型サニタリーショーツに関連して、近年、働く女性の健康課題を技術で解決する「フェムテック」と呼ばれる分野の市場が立ち上がっている。こうした点を背景に、相談者がそれまで温めていた事業に対する思いを受けて、COは「愛知でのアパレルショップでの勤務経験を活かし、差別化できるクオリティ商品を企画および製造販売し、ブランディングできれば、事業として将来性がある」と助言。その後、事業計画や資金計画、製造計画などを一緒に立てて、創業準備からサポートした。
相談者が商品の試作を続ける中、COは創業計画書の作成を支援。資金および収支に関 する計画を一緒に策定し、ビジネスモデルの内容についても具体的に検討した。一方、 資金調達については、日本政策金融公庫とのタイアップイベント「スタートアップ融資 相談会」を通じて助言。また、クラウドファンディングも提案した。さらに、補助金および ビジネスコンテストに関して、「2021W-ing MIYAZAKI 女性起業家ビジネスプランコンテ スト」などへの申請をサポートした。その他、メディア向けリリースの書き方なども指導。
「宮崎県地域課題解決型起業支援補助金」を獲得の上、創業に成功。その後、日本政策金 融公庫から300万円の融資を受けた。また、クラウドファンディングを通じて、約210万円の 資金を調達。さらに、「2021W-ing MIYAZAKI 女性起業家ビジネスプランコンテスト」でグ ランプリを受賞した。創業一年目で売上は約1,000万円を達成。令和4年に入り、ラインナッ プを拡充。下着(ブラジャー)や水着などの展開も検討中で、全国7ヵ所で期間限定のポッ プアップストアを開催し、卸売でも売上を上げている。加えて、台湾への輸出も始まった。
パソコン操作が不慣れで、子育て中の相談者に対する支援が、創業前から創業後まで約一年に及びました。同じ女性の立場から、経営と家庭のワークライフバランスについても相談に乗りつつ、長期目標を立てていきました。また、相談者の想いをSNSなどを通じて発信して、応援してくれる人を増やすことに努めました。
移住前は、市場に認知されてない商品だけに、「売れる見込みなし」と否定された事業に対して、COには前向きに励ましていただきました。おかげで、起業ができ、コンテストの受賞やクラウドファンディングの獲得を果たしました。今後、事業を軌道に乗せ、将来は県内に縫製工場を設立し、オール宮崎製のフェムテック製品を世界に送り届けたいです。