価格転嫁に係る自社製品見積書作成 | よろず支援拠点全国本部

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価格転嫁に係る自社製品見積書作成

部品製造および加工メーカー。

公開日: / 都道府県:熊本県 業種:製造 課題: 価格転嫁

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住 所:非公開

部品製造および加工メーカー。

公開日:
都道府県:熊本県/業種:製造/課題:価格転嫁

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住 所:非公開

目次

  1. 現状
    価格転嫁の交渉に際して、準備すべき資料と交渉の留意点につき問合せ
  2. 課題
    人材確保に向けた待遇改善が喫緊の課題
  3. 支援内容
    価格交渉に際して準備すべき原価データ整備着手を提案
  4. 支援の成果
    価格転嫁交渉を実施し、1社が交渉成立、1社が承諾の見込

現状
価格転嫁の交渉に際して、準備すべき資料と交渉の留意点につき問合せ

長年、下請として部品製造及び加工を受注。単価の値上げが進まず、収益性が低下し、減収も加わり経営状況は悪化傾向であった。全国的に処遇改善の機運が高まる中、相談者は、価格転嫁の好機と捉え発注企業に対する交渉開始を検討。以前相談したことのある当拠点に、必要な交渉資料や留意点につき事前に相談することとなったもの。

課題
人材確保に向けた待遇改善が喫緊の課題

下請け取引が相談者の売上の太宗を占め、発注企業の生産計画の変動が受注にそのまま反映されるため、自社の業績改善の余地が少なかった。受注単価が据え置かれてきた結果、様々な物価高騰の中で、収益性悪化に減収も加わり業績が低迷した。人材確保に向けた待遇改善の原資にするため、人件費及び諸経費上昇分の価格転嫁が喫緊の課題である。

支援内容
価格交渉に際して準備すべき原価データ整備着手を提案

発注企業側の購買担当者が、社内の責任者を説得する際に活用できる情報を提示することができるよう、相談者と発注企業とが取引している製品別の原価データの整備が急務である旨、アドバイスを行った。

支援の成果
価格転嫁交渉を実施し、1社が交渉成立、1社が承諾の見込

受注単価の引き上げ交渉を実施し、交渉先企業のうち1社が承諾、1社承諾の見込となった。

事例を振り返って

交渉に臨む際に、発注企業から求められることが想定される製品毎の原価構成及び人件費上昇分の反映額やその根拠となるデータを準備するようアドバイスを行った。

相談者の声

県内最低賃金推移表及びガソリン価格推移表のみをもって発注企業に対して単価の引上交渉に臨むことを考えてましたが、発注企業側の購買担当者から問われそうな質問等を事前に確認することでき、その準備をすることができました。

支援した拠点

熊本県よろず支援拠点

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