作り置きできる「塩クリームパン」の開発で販路拡大 | よろず支援拠点全国本部

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作り置きできる「塩クリームパン」の開発で販路拡大

2016年に洋菓子専門店として創業。中山間地域に店舗を構え、路面店ではないことから、少数アイテムに絞って商品を展開している。代表の得意なアイテムである「クッキーシュー」を目玉商品として位置づけ、地域内のイベントに積極的に出店。売上増加とともに、知名度も高めつつある。

公開日: / 都道府県:香川県 業種:製造 課題: 売上拡大

ケーキ工房れいくんち

代表者:代表 西野 智美(にしの ともみ)
住 所:〒769-0402 香川県三豊市財田町財田中2604-2
連絡先:0875-67-2292

2016年に洋菓子専門店として創業。中山間地域に店舗を構え、路面店ではないことから、少数アイテムに絞って商品を展開している。代表の得意なアイテムである「クッキーシュー」を目玉商品として位置づけ、地域内のイベントに積極的に出店。売上増加とともに、知名度も高めつつある。

公開日:
都道府県:香川県/業種:製造/課題:売上拡大

ケーキ工房れいくんち

代表者:代表 西野 智美(にしの ともみ)
住 所:〒769-0402 香川県三豊市財田町財田中2604-2
連絡先:0875-67-2292

目次

  1. 相談のきっかけ
    目玉商品の売上拡大に限界が発生 作り置きできる新商品開発を模索
  2. 現状分析・課題設定
    新たな目玉商品の開発へ 新商品に求める要素を徹底分析
  3. 提案・実行支援
    地域の「塩」製造カフェと連携 開発したパンをカフェ店舗でも販売へ
  4. 支援成果と今後の展望
    客単価が向上し、来店客も増加 コロナ禍でも売上増を達成

相談のきっかけ
目玉商品の売上拡大に限界が発生 作り置きできる新商品開発を模索

同洋菓子店の目玉である「クッキーシュー」は、受注後に「クリーム充填」という工程を要するため、作り置き販売が難しい商品である。そのため、イベント等への出店販売において製造・販売できる数量に限りがあり、更なる売上拡大が見込めなかった。この課題を克服すべく、新商品を開発したいと、当拠点に相談に訪れた。

現状分析・課題設定
新たな目玉商品の開発へ 新商品に求める要素を徹底分析

COは相談者との打合せを重ね、同店が今後進むべき方向性を検討した。そのうえで、顧客からのリクエストや現況をふまえ、新商品に求められる要素を抽出。その結果、日常需要に対応できること、製造後の追加工程が要らず単体で展開が可能なこと、卸販売もでき利益率が高いこと、地域産品を活用し地域にも貢献できること、などを条件として設定。同店の新たな柱となる商品の開発検討を進めることとした。

提案・実行支援
地域の「塩」製造カフェと連携 開発したパンをカフェ店舗でも販売へ

洋菓子より日常需要が高く、その他の条件も満たすアイテムとして、「パン」の開発に着手。同店の名物であるカスタードクリームを使用し、試作・改良を重ねていった。またCOは、他社製品との差別化のため、塩製造も行っている近隣のカフェ事業者との連携を提案し、「塩クリームパン」の完成へと結びつけた。同カフェとの連携により、原材料を安定して調達できるようになったほか、カフェ店舗への卸販売という販路拡大にもつながった。

支援成果と今後の展望
客単価が向上し、来店客も増加 コロナ禍でも売上増を達成

完成した「塩クリームパン」は、作り置きができるため卸先も広がり、売上拡大に繋がった。新商品との合わせ買いとして、既存の「クッキーシュー」も人気となり、客単価が向上。地域産品の使用によりTVなど地元メディアにも取り上げられ、問合せも増加した。また、店舗への来客も大幅に増え、従来のイベント出店中心の営業から脱却し、出店コストの削減に成功。コロナ禍におけるイベント自粛の状況下においても売上増を維持している。

事例を振り返って

徹底したヒアリングと課題分析を行うことで、最小限のリスクで最大限の利益を得る方法を検討する「事業最適」を意識しました。新商品開発では認知度向上のため、自社だけの情報発信にとらわれず、他社との連携による多面的な発信の提案をしました。

相談者の声

お店の課題や体制を十分把握したうえで提案・助言をいただき、効果的に新商品の開発・製造・販売を行うことができました。継続的な支援により、事業の段階に沿った指導をいただけ、非常にありがたいです。

支援した拠点

香川県よろず支援拠点

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