コンテストでグランプリを受賞!認知度向上を実現しスタートアップ | よろず支援拠点全国本部

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コンテストでグランプリを受賞!認知度向上を実現しスタートアップ

重工業メーカーの航空宇宙事業部勤務で培った技術力を生かし、日本初のコンパクトコンクリートモービル車を手掛ける同社を設立。機械設計、PLCプログラミング、TIG溶接なども行う。

公開日: / 都道府県:福井県 業種:製造 課題: 売上拡大

YDKメカトロニクス 株式会社

代表者:安田 洋介(やすだ ようすけ)
住 所:〒910-0156 福井県福井市稲多新町2-7
連絡先:090-1755-9208
URL:https://note.com/ydk_mechatronics/

重工業メーカーの航空宇宙事業部勤務で培った技術力を生かし、日本初のコンパクトコンクリートモービル車を手掛ける同社を設立。機械設計、PLCプログラミング、TIG溶接なども行う。

公開日:
都道府県:福井県/業種:製造/課題:売上拡大

YDKメカトロニクス 株式会社

代表者:安田 洋介(やすだ ようすけ)
住 所:〒910-0156 福井県福井市稲多新町2-7
連絡先:090-1755-9208
URL:https://note.com/ydk_mechatronics/

目次

  1. 相談のきっかけ
  2. 課題
  3. 支援内容
  4. 支援の成果

相談のきっかけ

経験を生かしニッチな分野で起業を目指したい

相談者はこれまでの重工業メーカーの航空宇宙事業部勤務で培った経験を生かし、起業を検討していた。しかし、核となる技術や製品は、速乾性で高硬度のセメントやモルタルのミキサーなど極めてニッチであった。既存の製品にはない分野であることから、新規顧客開拓を進めるにも実績が伴わず起業準備は難航。販路を含め、自社の強みのアピール方法や資金繰りなど、起業についての支援を求め当拠点へ相談に訪れた。

課題

技術力を引き出す事業計画の策定と創業直後の経営が課題

起業への漠然とした期待と不安が交錯する相談初期は、相談者の能力を発揮できる分野を見つけ出すために、仕事やスキル、資格を整理し、事業化の可能性を洗い出した。また、実績がある業態だけでなく、業態問わずに幅広い視野で事業分野を検討し、起業から創業初期に至るまでの事業計画(マイルストーン)を作り上げることが必要であった。会社設立後も、事業計画に沿った伴走型支援を継続。創業直後にありがちな、自社の技術力と世間の認知度のズレをどのように補正していくかが大きな課題であった。また、資金繰りや人員の確保、受注のバランスについても課題が山積みとなっていた。

支援内容

創業期から売上拡大フェーズで変化する課題を整理

創業期の課題を乗り越えた後は、「売上拡大」を目指して支援を継続。CCOは課題を①技術力を具現化する試作機開発の技術的な課題、②試作機製作に当たっての外注先や資金面の課題、③世にない製品の技術力のアピール方法、④試作機を用いたビジネスモデルやサプライチェーンの構築、⑤ビジネスモデルを生かすためのJIS認定に向けた支援、⑥上記案件に関連する資金手当ての六つに整理。解決に向けての優先順位をつけた。まずは、同社の技術力とアイデアをアピールする方法として「福井発!ビジネスプランコンテスト2023」で上位入賞を目指すことに。CCOは同社の事業分析からビジネスプランのプレゼン資料作成をサポートした。

支援の成果

コンテストのグランプリ受賞で認知度向上

同コンテストの一般の部において、同社の「『その場でコンクリートを作れる国産小型モービル車』~ 日本初のコンピューター制御によるシステムで安定した混錬が可能~」が最高位のグランプリを受賞した。技術力とビジネスプランが認知されて知名度も向上し、問い合わせが増加。同コンテスト実行委員の大学からJIS認定に向けた支援を取り付けるに至った。また、メンテナンス請負事業も初年度にもかかわらず順調に受注を獲得している。

事例を振り返って

● 人脈のない状況からの認知度向上を支援
● 技術力を客観的に評価してもらう機会の獲得
● 外部支援を巻き込んで会社設立までの期間短縮

相談者の声

先行きの不安だけが募る起業前から頻繁に相談対応していただきました。相談のたびに、次の目標も設定してくださるので迷わず進むことができました。「福井発!ビジネスプランコンテスト」への応募という高いハードルも無事にクリアでき、感謝しています。今後の事業活動に際しても継続的に相談させていただく予定です。

支援した拠点

福井県よろず支援拠点

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