新発想で開発した糸のボタン「ITOnoBUTTON」で勝負!
西の西陣、東の桐生と言われ1300年以上の歴史をもつ繊維産業の街、桐生市にて昭和52年創業。立体的な刺繍を得意とし、職人が築き上げてきた技術と新しい技術を融合。現代ニーズに合ったものづくりに挑戦している。
代表者:大木 康雄(おおき やすお)
住 所:〒376-0002 群馬県桐生市境野町6-461-3
連絡先:0277-45-3131
URL:https://cf-oki.com/
西の西陣、東の桐生と言われ1300年以上の歴史をもつ繊維産業の街、桐生市にて昭和52年創業。立体的な刺繍を得意とし、職人が築き上げてきた技術と新しい技術を融合。現代ニーズに合ったものづくりに挑戦している。
代表者:大木 康雄(おおき やすお)
住 所:〒376-0002 群馬県桐生市境野町6-461-3
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衰退傾向にある繊維産業と地域を元気にしたい、SDGsに向けた環境にやさしい製品を作りたいとの熱い思いから、立体刺繍の自社技術を駆使した製品を開発。ペットボトルリサイクル素材の糸のみで作られたボタン「ITOnoBUTTON」は、特許出願の支援を受け、事業化に向けた進め方を検討していた。主に下請け事業を展開する中で自社提案の事業を始める不安もあり、今回の相談に至った。
「ITOnoBUTTON」は今までにない画期的な製品であり、大きな可能性を感じた。CCOはこれまでの営業体制や事業の状況と、同社が大手ボタンメーカーに新製品を持ち込んだが反応がなく、特徴をPRできていないことを確認。手芸業界の動向やアパレル業界におけるボタンの取扱状況を調査し、自力での製品展開の厳しさを感じた。ボタンの特徴や機能性がどのような業界に生かせるのかを考える必要があった。また、下請けとして長年事業を行ってきたが、新市場への提案営業に向けて下請けから脱却すべきであると認識。製品の可能性と顧客にもたらす便益を想定し、新たな業界およびターゲットに向けた事業展開をしていくことが必要と判断した。
新たな市場開拓に向けて製品の特徴を整理するとともに、製品PRの手法を検討した。CCOが製品PRにもなり製品の可能性を見出す場として、群馬県主催の「グッドデザインぐんま」への応募を提案したところ、優秀賞を受賞。受賞により、SDGsが注目される時代に合った製品としてメディアに取り上げられ、好感触を得た。さらに「ITOnoBUTTON」を事業の柱とするため、中小機構と連携し「ハンズオン支援事業(テストマーケティング)」の活用を提案、新たなチャレンジを開始した。製品の価値表現の工夫、伝わる提案書の作成、業界及び企業を想定したアプローチにより製品の可能性やニーズ、改善策などを確認し事業化の基盤づくりを支援した。
テストマーケティングにより「ITOnoBUTTON」のターゲット、方向性が明確になった。製品に対する新たな要望や市場が求める製品を把握し、バージョンアップした製品開発にもつながっている。また、本製品のPRすらできていない状態だったが、提案書作成から提案までのスキルを修得。現在までの売上は約1,000万円近くとなり、リピート受注もある。問い合わせも増えてきて、欧州など海外展開の検討を始めている。
● 相談者と共に製品の可能性と魅力を引き出す
● 地域との連携や効果的な支援策の活用を提案
● 目標と課題を意識しコストを抑えたPRの実施
製品開発や製造には自信がありましたが、販路開拓は先が読めず不安な状態でした。お客さまの困りごとを意識することや新市場へのアプローチにより、事業の方向性が見え、自信をもつことができました。CCOにはいつも近くでサポートしていただき感謝しています。当社の成長はもとより、桐生の繊維産業の活性化に貢献することを目指していきます。