わらび餅の食感を生かした「眠らせプリン」を開発生産効率の高い冷凍販売で前年比売上300% | よろず支援拠点全国本部

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生産効率の高い冷凍販売で前年比売上300%

わらび餅の食感を生かした「眠らせプリン」を開発
生産効率の高い冷凍販売で前年比売上300%

公開日: / 都道府県:福岡県 業種:製造 課題: 売上拡大

笑門福来(わかふき)

代表者:北川 良一(きたがわ りょういち)
住 所:福岡県京都郡苅田町京町2-8-1-5
連絡先:093-967-3411

公開日:
都道府県:福岡県/業種:製造/課題:売上拡大

笑門福来(わかふき)

代表者:北川 良一(きたがわ りょういち)
住 所:福岡県京都郡苅田町京町2-8-1-5
電 話:093-967-3411

目次

  1. 赤字脱却に向け売上拡大したい 知人から紹介され助言を求めて来訪
  2. 生産効率が高い新商品開発と 全国を市場とした物販事業への切り替えが課題
  3. わらび餅の食感を生かしたプリン開発へ 全国的な販売を可能にする冷凍販売を提案
  4. 「眠らせプリン」が新たな看板商品に デパートでの出店も決定し売上も前年比300%アップ

赤字脱却に向け売上拡大したい 知人から紹介され助言を求めて来訪

相談者は、独自のわらび餅商品を看板商品とした和菓子店を営んでいる。しかし、わらび餅は賞味期限が1日と短くロスが多い。一定の売上はあるものの、コストがかさみ創業当初2年間は赤字続きであった。そうした状況の中、相談者は知人から当拠点を紹介され、赤字脱却に向け売上拡大を図るため助言を求めて訪れた。

生産効率が高い新商品開発と 全国を市場とした物販事業への切り替えが課題

相談者は店舗移転も検討していたが、借入が必要となりリスクも大きく得策ではない。売上拡大のためには店舗ではなく、看板商品(わらび餅)が抱える問題を解決する必要があると分析。特に一番の問題は、賞味期限が1日と短く、まとめて生産して保存ができない生産効率の悪さであると分析。また、現在の店頭販売(BtoC)だけでは売上拡大にもいずれ限界がくると分析。そこでCoは、「生産効率の高い新商品を開発すること」と「全国を市場とした物販事業(BtoB)へ切り替えた販路拡大」の2つが課題とした。

わらび餅の食感を生かしたプリン開発へ 全国的な販売を可能にする冷凍販売を提案

Coは、わらび餅のスプーンですくうように食べる食感に着目。その食感を生かしたプリンの開発を提案した。また、生産効率の向上と全国的な販売を可能とするため、冷凍販売することを助言。相談者はこれを受けて冷凍プリンの開発に取り組んだ。
さらに商品開発と同時に、販路拡大に向けたPR施策の実施も提案し、ネーミングの検討と商談会への出展を支援。ネーミングについては、解凍度に応じて食感が変化することに着目し、「眠らせプリン」というネーミングを提案。商標登録も支援した。商談会については、元百貨店バイヤーのCoと連携し出展に向けたアドバイスを実施。その他、製造指導、原価計算、想定小売価格の設定、工場の作り変え、銀行融資など、幅広い支援も実施。

「眠らせプリン」が新たな看板商品に デパートでの出店も決定し売上も前年比300%アップ

完成した「眠らせプリン」は商談会でバイヤーから高評価を得て、平成30年1月、福岡市のデパートに出店が決定。その後も、下関市で開かれた物産展に出品し2,300個を完売。TVディレクターであるCoの支援を受けて作成したプレスリリースを発行したことで、新聞やTV等のメディアに取り上げられ、地元百貨店での販売が決定。販売開始から10か月で9,500個以上売り上げ、「眠らせプリン」は新たな看板商品として定着した。その結果、前年比売上約300%アップした。

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