問屋からの受注中心から 新たな販路開拓を行い 大手との直接取引実現
昭和56年創業、福井県の伝統産業の一つである若狭塗り箸の製造卸を手掛ける。取引のある問屋からの受注が中心で、既存の売上をさらに拡大するための新たな道筋を模索していた。相談を受けたCOは、これまでにない発想による販路の開拓が必要と考えた。
売上拡大をはかるため、COの後押しにより、直接納品する顧客の開拓に挑戦。大手牛丼チェーンとの直接取引が実現した。企画は好評で、お客様からも喜ばれている。取引も継続中。販路獲得により売上拡大の道筋ができた上に、従業員が一連の過程で自ら考え、行動できるようになった。
支援にあたっては、求められたものを作ることに加え、「お客様が欲しがるものは何か」を考え、それを形にするという、今まで相談者が強く意識していなかった点を最重要視して思考することを提案した。自分たちで情報収集し、試行錯誤することの重要性を理解した上で、取り組んでもらった。
半ば夢のように思っていた計画が実現し、驚いている。COの提案で大手牛丼チェーンと結び付けてもらい、感謝している。従業員は、お客様の顔が見えることで手応えを感じ、自分の仕事にプライドがもてるようになった。