最新の消費動向をとらえた商品プランとネット集客の強化で、売上アップ
東京都で有限会社山田茂雄造園事務所および自宅兼事務所「東京 森のテラス」を運営する。平成17年、秋田県に「秋田 森のテラス(現・有限会社森吉 森のテラス)」を開設。約26haのオープンガーデンを運営し、新たな産業を創出。地域雇用に貢献している。令和2年にデザイナーズシェアホステル「SHARE HOSTEL 庭のとまり」を開業。令和4年5月には森のテラス内に「ステーキハウス森吉 森のテラス」をオープン。
代表者:山田 茂雄(やまだ しげお)
住 所:〒018-4516 秋田県北秋田市桂瀬字楢岱22
連絡先:0186-67-6295
東京都で有限会社山田茂雄造園事務所および自宅兼事務所「東京 森のテラス」を運営する。平成17年、秋田県に「秋田 森のテラス(現・有限会社森吉 森のテラス)」を開設。約26haのオープンガーデンを運営し、新たな産業を創出。地域雇用に貢献している。令和2年にデザイナーズシェアホステル「SHARE HOSTEL 庭のとまり」を開業。令和4年5月には森のテラス内に「ステーキハウス森吉 森のテラス」をオープン。
代表者:山田 茂雄(やまだ しげお)
住 所:〒018-4516 秋田県北秋田市桂瀬字楢岱22
連絡先:0186-67-6295
相談者は、新型コロナウイルス感染症が拡大し始めた令和2年3月にデザイナーズシェアホステルを開業。そのため、当初ターゲットにしていた訪日外国人、日本人観光客が激減し、稼働が大幅に悪化した。当初の事業計画は変更を余儀なくされたことから、需要を掘り起こして認知度を高め、集客を強化することを決意。しかし、社会的な行動制限が強化された中、冬場の閑散期を含めて、どのように新規顧客層へ宣伝し、集客をしていけば良いか、アドバイスを求め当拠点へ相談に訪れた。
COは最新の消費者動向、宿泊データを分析。観光客は激減したものの、アウトドア業界の人気が高いことが分かった。同社は広大な敷地内でキャンプ場や日帰り施設を運営していることから、「宿泊×体験」の連携が強みになると考えた。また、宿泊棟では素泊りプランのみ提供していたが、料理素材を提供して宿泊者が調理できるプランを提案した。さらに、ネット集客の強化をすることで、新たな顧客の取込が可能になると仮定。「新たな商品プラン」「ネット集客強化」を今後の課題として設定した。
ネット集客強化のため、販売予約サイトを増やした。料金・在庫管理などの運用管理を行った上で、予約サイト上の宿泊プランの販売計画書を作成し、業務プロセスを可視化した。また、冬期集客が厳しい豪雪地帯であるが、それを活かして新たに「スノーモービル体験」を冬期間の宿泊と連動させて打ち出した。予約サイトの管理作業およびホームページの運営は、月2回のサテライト相談で継続的に支援した。一方、ホステルでの食事提供は「焼き立てのパンの香りで目覚める」シーンを想定し、宿泊者が自ら好みの時間で焼き上げられるホームベーカリーの導入を提案した。
顧客ニーズに対応した需要の掘り起こしが集客増に成功。また、予約をインターネット中心に移行したことで、電話受付業務の軽減につながった。さらに、プレスリリースの発出により、地元メディアから情報発信でき、売上、集客数ともに昨年同時期の比較180%を達成。一人あたりの宿泊単価は前年度比約850円増となった。現在は、飲食、宿泊、アウトドア体験の各メニューについて組織内で連携した取組を強化するとともに、自社ホームページへの集客、自社ウェブサイトからの予約強化を図っている。
相談者は実行力があり、サイト管理を含めて何事も迅速に取り組んだ点が成功につながっています。年間販売計画書で検討、実施、販売、それぞれの時期を明確化し、機会損失を回避しました。実行と振り返りを繰り返し、成果につなげました。小さな成果を相談者と共有することで、モチベーションの維持に努めました。
COからアドバイスを受けた後、取組を始めて8ヵ月で成果が出たので助かりました。サイトを使った集客およびSNSを通じた口コミは重要と感じましたので、COに相談しながら一緒に販売画面を作成、同時にスキル習得を行いました。これからは自社ホームページでの予約、インターネット販売を強化していきたいと思います。