地元食材を使った「FrozenMeal」の販路拡大で売上200%アップ | よろず支援拠点全国本部

TOP全国の支援事例地元食材を使った「FrozenMeal」の販路拡大で売上200%アップ

地元食材を使った「FrozenMeal」の販路拡大で売上200%アップ

JR徳山駅から徒歩圏内に、平成26年にオープンしたイタリア料理店。自家製ピザやパスタが人気のほか、地元の事業者や生産者の食材を積極的に取り入れたメニューに定評がある。「お客様においしい時間を提供し、笑顔の時間を過ごしてもらいたい」という想いで店舗を運営。地域に愛されるお店づくりを目指している。

公開日: / 都道府県:山口県 業種:宿泊・飲食 課題: 売上拡大

イタリア食堂Bamboo

代表者:竹重 嘉亮
住 所:〒745-0017 山口県周南市新町2-16山口ビル2F
連絡先:0834-33-8646
URL:https://lit.link/bamboo20140711/

JR徳山駅から徒歩圏内に、平成26年にオープンしたイタリア料理店。自家製ピザやパスタが人気のほか、地元の事業者や生産者の食材を積極的に取り入れたメニューに定評がある。「お客様においしい時間を提供し、笑顔の時間を過ごしてもらいたい」という想いで店舗を運営。地域に愛されるお店づくりを目指している。

公開日:
都道府県:山口県/業種:宿泊・飲食/課題:売上拡大

イタリア食堂Bamboo

代表者:竹重 嘉亮
住 所:〒745-0017 山口県周南市新町2-16山口ビル2F
連絡先:0834-33-8646
URL:https://lit.link/bamboo20140711/

目次

  1. 相談のきっかけ
  2. 課題
  3. 支援内容
  4. 支援の成果

相談のきっかけ

自慢の料理を瞬間冷凍した「FrozenMeal」の販売に着手

店舗は好アクセスの立地にあり繁盛していたが、コロナ禍により売上減少が続いていた。相談者は、状況を打破したいと、令和2年に製造業の営業許可を取得し専用キッチンを開設、「FrozenMeal(フローズンミール)」の開発・販売を決意。しかし、販路拡大に悩み、日本政策金融公庫徳山支店に相談したところ、「食品に強い専門家がいる」と当拠点を紹介され、公庫担当者・相談者・当拠点COの3者で販路拡大に取り組むことになった。

課題

正しい食品表示と効率的な販路拡大が課題

コロナ禍以前の経営状況を分析したところ、開業から順調に売上が拡大しており、特に自家製ピザや地元食材を取り入れたメニューが人気であることがわかった。そこでCOは、地元食材にこだわった冷凍パスタ3種とピザや惣菜などのメニューに着目。この時点で、相談者が20種類以上のメニューを開発しており、このことは販路拡大に取り組む上での大きな強みとなった。一方で、店頭や同社ホームページで既に販売も開始していたが、相談者が独学で作成した食品表示が正確なものではなかったことが判明。また、限られた人数で飲食店経営をしているため、専門スタッフも配置していなかった。COは、人員に頼らない効率的な販路拡大が必要と判断。「正しい食品表示」と「効率的な販売」の二つを解決すべき課題として設定し、販路拡大に向けて取り組むこととした。

支援内容

販路拡大支援を受けるため県の事業に登録

県産小麦を使用した麺や周南市産の豚肉のベーコン、キクラゲや酒粕など地元食材を使った商品に着目したCOは、販売先を地元中心にすることを提案。また、販路拡大支援を受けるため、県の6次産業化・農商工連携推進協議会が優れた県産商品を登録する「山口グッと産品」事業への登録を検討するようアドバイスした。登録には食品表示を含めた書類審査があることから、相談者は食品表示の理論を理解することに努め、正しい食品表示や、商品をPRするためのFCPシートの作成に積極的に取り組み、必要な書類を完成させた。

支援の成果

ふるさと納税返礼品に採用され、売上2倍超に

食品表示を正しく修正したことで「山口グッと産品」の認定を受け、大手百貨店が運営する「ふるさと納税サイト」への出品も決定。令和5年度、店舗の売上は80~85%程度の回復だったが、「FrozenMeal」の注文数が右肩上がりに。年内には相談前の売上の2倍超の売上が予想され、全体ではコロナ前を上回る。今後も新商品開発を進め、ネット販売の強化や地元の食材を強みとした商品力で販路拡大を目指す。

事例を振り返って

・資金繰りで支える公庫と連携して3者で相談しながら支援

・既存商品を分析し、強みと問題点を指摘

・オンライン相談やきめ細かなサポートで時間とコストの負担を軽減

相談者の声

よろず支援拠点からのアドバイスで、販路拡大をするために必要不可欠な食品表示の知識を得ることができました。独学で作成した食品表示では、大手百貨店との取引は実現していなかったと思います。日本政策金融公庫に行くまではよろず支援拠点のことを知りませんでしたが、最近では写真撮影のコツやSNSの活用などを教わることも。相談のたびに自身のレベルアップを感じています。

支援した拠点

山口県よろず支援拠点

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