学びと働く場づくりで輝く未来へ!発信力強化で売上8倍を達成の快進撃 | よろず支援拠点全国本部

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学びと働く場づくりで輝く未来へ!発信力強化で売上8倍を達成の快進撃

令和2年3月に創業。通信制で評判の高い鹿島朝日高等学校と提携し、高校卒業資格とトリマーライセンスを同時に取得できる教育事業を展開。生徒のモチベーション向上と質の高い技術教育を提供している。

公開日: / 都道府県:山形県 業種:その他 課題: 売上拡大

WAN to ONE 株式会社(山形愛犬美容学院)

代表者:渡邊 利由(わたなべ としゆき)
住 所:〒990-0024 山形県山形市あさひ町25-17
連絡先:023-666–7377
URL:https://aiken.bz/

令和2年3月に創業。通信制で評判の高い鹿島朝日高等学校と提携し、高校卒業資格とトリマーライセンスを同時に取得できる教育事業を展開。生徒のモチベーション向上と質の高い技術教育を提供している。

公開日:
都道府県:山形県/業種:その他/課題:売上拡大

WAN to ONE 株式会社(山形愛犬美容学院)

代表者:渡邊 利由(わたなべ としゆき)
住 所:〒990-0024 山形県山形市あさひ町25-17
連絡先:023-666–7377
URL:https://aiken.bz/

目次

  1. 相談のきっかけ
  2. 課題
  3. 支援内容
  4. 支援の成果

相談のきっかけ

入学者はわずか3名で現状打破する手段がわからず

地元でトリマーを育成したい、何らかの理由で高校卒業資格を得られずにいる子どもたちに「学び働く機会」を提供したい、という強い思いで事業を始めた。しかし相談当時の入学者はわずか3名。資料請求の問い合わせもほとんどなく、ビジョンと現実に大きなギャップが生じていた。良いコンセプトがあるのになぜ生徒が集まらないのか、現状打破のめどが立たず困っていたところ、知り合いの社会保険労務士から紹介を受け、今回の相談に至った。

課題

認知拡大と中学校との信頼関係構築に向けた戦略が必要

相談当初のヒアリングと同校の視察を通じて、経営管理体制や教育体制、講師の人間性や技術に関しては、全く懸念がないことがわかった。この状況で生徒が集まらない理由はないと感じたが、実態を掘り下げていくと、顧客ターゲットである中学校へのマーケティング活動が不十分であることが判明した。県内中学校の市場調査を実施した結果、進学が難しい生徒への対応で苦労していることがわかり、同校入学につなげるためには、中学校との信頼関係構築が不可欠であると判断。このため、中学校などへの提案活動と認知拡大につながる広報戦略の策定を優先的に支援することとした。

支援内容

訪問活動やネットメディアで情報発信力を強化

COは情報発信力の強化を最優先に提案。通信制で評判の高い鹿島朝日高等学校との業務提携を通じ、3年間で高校卒業資格とトリマーライセンスを同時取得できるという独自の優位性を伝えるため、中学校への訪問活動やネットメディアでの発信力を強化する支援を行った。結果、県内中学校への認知と関係構築につながり、入学相談の太いパイプを築くことに成功。また、大勢の前で成功事例を発表する「山形市創業アワード」への出場も支援し、最優秀賞を受賞。山形市報への掲載、山形市ホームページでの動画紹介、ラジオ番組への出演などの副賞も受けることができ、市場を問わず県内での知名度が大きく向上し認知拡大につながった。

支援の成果

市場と学校から受け入れられた「学び働く場」

令和3年4月の入学生徒数は2名、紹介元の中学校は2校だったが、2年後には定員の30名に達し、入学打診は5校から受けるまでに増加した。令和5年度の売上高は中学卒業生を含む全3コースで前年同期比約8倍を記録。令和6年度も同水準を維持しており、当初は問い合わせがなかった資料請求も300通を数えた。卒業生の就職あっせんも令和6年度末までに12名を予定しており、「学び働く場」の提供は着実な進展を見せている。

事例を振り返って

● 行動につながる意識の醸成とブランディングの強化
● 中学校との信頼関係構築のための提案活動にアドバイス
● 知名度向上を目指すプレゼンテーションの支援

相談者の声

入学定員が満員になったのは、相談当初から寄り添って話を聞いてくださり、全力で応援、フォローしていただいたおかげです。悩んでいるだけでは進まないと、取組が前に進むように背中を押していただきました。生徒たちが「自信をもって学び、胸を張って職に就ける」よう、これからも精一杯、サポートしていきます。

支援した拠点

山形県よろず支援拠点

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