サロン再起のブランディング!アプローチを見直した事業戦略 | よろず支援拠点全国本部

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サロン再起のブランディング!アプローチを見直した事業戦略

平成27年に美容業界へ転身、約4年間美容サロンにて施術を学ぶ。平成31年、米子市内に女性向けの美容サロンを開業。全身オールハンドのオイルトリートメントやよもぎ蒸しなどの施術を提供している。

公開日: / 都道府県:鳥取県 業種:その他 課題: 経営改善・事業再生

epona

代表者:本池 彩(もといけ あや)
住 所:〒683-0853 鳥取県米子市両三柳4560-2
連絡先:090-9505-2278
URL:https://epona-enabeauty.com/

平成27年に美容業界へ転身、約4年間美容サロンにて施術を学ぶ。平成31年、米子市内に女性向けの美容サロンを開業。全身オールハンドのオイルトリートメントやよもぎ蒸しなどの施術を提供している。

公開日:
都道府県:鳥取県/業種:その他/課題:経営改善・事業再生

epona

代表者:本池 彩(もといけ あや)
住 所:〒683-0853 鳥取県米子市両三柳4560-2
連絡先:090-9505-2278
URL:https://epona-enabeauty.com/

目次

  1. 相談のきっかけ
  2. 課題
  3. 支援内容
  4. 支援の成果

相談のきっかけ

サロン経営の再建に立ち向かう!最初の一歩は専門家へ

相談者は米子市内の自宅で美容サロンを経営し6年目。コロナ禍により売上が減少し、資金繰りに困っていた。サロン営業日以外にパート勤務をして頑張って営業を続けてきたものの、自己資金が少なく補助金の活用も難しい状況であった。また、事業計画の見直しが必要だとはわかっていたが、何から手をつけたらよいかわからず困っていたところ、友人の紹介により当拠点へ相談に訪れた。

課題

資金調達と事業計画の見直しが課題

COはヒアリングを通して経営課題を洗い出した。相談者は自宅でサロンを営業しているため固定費はほとんどかからず、損益分岐点売上高は約30万円。コロナ禍による来客数の減少で資金繰りが悪化しており、事業再生に向けて資金を調達する必要があった。また、商圏内(米子、境港、松江)には約450店の美容サロンがあり、競合が多く価格競争も激化しており、特に低価格メニューにおける競争は厳しい状況である。同サロンの主力メニューである全身オイルトリートメントは高価格帯であり、美容サロン検索サイトなどウェブを活用していないため集客が難しい状況で、事業計画を見直す必要があった。

支援内容

運転資金の調達と効果的な広告で販売戦略を設計

まずは資金調達のため、事業計画書の見直しと資金繰り表の作成を支援。他の支援機関と連携し、新型コロナウイルス感染症特別貸付として200万円の融資と、鳥取県の「新型コロナ・円安・物価高騰対策支援補助金」を受けた。施術メニューの追加と価格設定の細分化で新規顧客の獲得を狙い、リニューアルオープンに向けたチラシを作成。地元ケーブルテレビでのCM配信と美容サロン検索サイトへの広告掲載を提案し、販売戦略を支援した。米子市内のサロン約80店舗のうち、大手美容サロン検索サイトへの掲載は約50店舗。そこに掲載することで、競合2社と肩を並べ同社の強みをPRすることにした。また、初夏需要を取り込むため、3月から6月にかけてSNS広告も実施した。

支援の成果

安定的な集客でコロナ禍前まで売上回復

事業計画の見直しによる効果は明確で、平均客単価は若干減少したが客数は順調に伸び、令和6年5月以降、月平均約33万円まで売上は回復した。集客につながるSNSやウェブサイトの頻繁な更新と、客数の約60%を占める新規顧客の再来店率向上が今後の課題である。また、自宅サロン特有のデメリットもあり、店舗移転も視野に入れているが、まずは既存顧客の満足度を高めることと新規来店客層のリピーター客に重点を置き、支援を継続していく。

事例を振り返って

● COの専門性を生かした精度の高い支援
● 各支援機関との連携による運転資金の確保
● 相談者の強みを生かす広報戦略を提案

相談者の声

サロンの売上がほぼコロナ禍前まで回復してきました。今回よろず支援拠点の3名のCOには大変お世話になり、それぞれ専門的なアドバイスをいただき本当に助かりました。まだまだ目標とする売上に達していないので、引き続きよろしくお願いいたします。

支援した拠点

鳥取県よろず支援拠点

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