インスタグラムとグーグル活用で知名度の低さを克服し店舗売上3倍に
日本六古窯の一つに数えられ、約1300年の歴史を誇る信楽焼(しがらきやき)の地で「普段に使えるうつわ」をコンセプトに店舗を運営。手作りの作家ものから量産型のものまで、毎日の食卓が明るくなるこだわりの器を販売している。
代表者:藤田 仁史(ふじた ひとし)
住 所:〒529-1851 滋賀県甲賀市信楽町長野1485-68
連絡先:0748-83-1177
URL:https://fujito-utsuwa.com/
日本六古窯の一つに数えられ、約1300年の歴史を誇る信楽焼(しがらきやき)の地で「普段に使えるうつわ」をコンセプトに店舗を運営。手作りの作家ものから量産型のものまで、毎日の食卓が明るくなるこだわりの器を販売している。
代表者:藤田 仁史(ふじた ひとし)
住 所:〒529-1851 滋賀県甲賀市信楽町長野1485-68
連絡先:0748-83-1177
URL:https://fujito-utsuwa.com/
室町時代から千利休をはじめ茶人に愛されてきた、国の伝統工芸品「信楽焼」で有名な、甲賀市信楽地区。その山間部に24年前、同社は店舗を開店した。相談者は店舗運営をしながら、主に卸売りを中心に営業していたが、来店客が少なく店舗での売上が長年伸び悩んでいた。コロナ禍における売上減をきっかけに、SNSを活用して集客し店舗の売上を増やす方法を検討したいと、当拠点へ相談に訪れた。
店舗は利便性の悪い山間部にあり、主要国道沿いに一枚看板があるのみ。町内カフェにしおりを置いたり、滋賀県立陶芸の森産業展示館にブースを出展するなど集客を図るも知名度アップには至らなかった。週末の来店客数も伸びないなかで製品の充実化に注力できず、売上も20年間横ばい。飛躍的な売上拡大はほぼ期待できない状態であった。その上コロナ禍の影響を受けてさらに財務状況が悪化。同社は卸売販売が売上全体の90%程度を占めていながら、販売業者への値上げが難しかったため粗利益が大幅に減少した。製品の見直しや陳列の工夫などの取組で来店客数を増やし、店舗の売上を改善することでキャッシュフローを安定させることが求められた。
まずCOは、早急に売上拡大につながる施策として、来店客の購買行動を促す「導線づくり」のために店頭POP作成の支援を行った。また、知名度アップと来店客数増加を図るために、インスタグラム投稿用の画像処理を支援するなど、有効な活用方法についてサポート。さらに相談者はCOの提案で、2日間のインスタグラム活用セミナーを受講し、投稿の仕方、ストーリーズやリールの活用法を学ぶ機会を得た。相談者は具体的な投稿事例に触れたことで、同社に合った投稿の見せ方や、アカウント全体の投稿画像のバランスなど、さまざまな視点からフォロワーを増やすためのコツを習得することができた。
本格的なインスタグラム運用を始めて以降、フォロワーや来店客数が増加。現在では、フォロワー数が約3,400となっている。COのアドバイスでグーグルビジネスプロフィールの口コミへの丁寧な返信や詳しい店舗情報を掲載するようにしたところ、アクセスも増え、口コミ数が98件、平均評価は4.4を獲得できた。店舗のみの月別売上は、コロナ禍以前と比較し多い月は3倍、少ない月でも2倍に伸び、会社全体の利益率向上に寄与した。
● 目的意識をもったSNS運用への環境整備
● 情報精査したSNS投稿と継続の重要性をアドバイス
● グーグルなどウェブサービス活用の支援
相談したことがきっかけとなり、無料で簡単に発信できるSNSに自分のペースで取り組めました。目に見えて結果が出始めると、楽しくなり自然と投稿も継続できました。また、店舗販売に対しての意識改革にもなりました。今後は有料広告を出稿しさらなるアクセスアップを図る予定です。本当にありがとうございました。