故郷の野菜を活用したイタリアン“インスタ映え”する盛り付けで計画通りの月商を達成 | よろず支援拠点全国本部

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故郷の野菜を活用したイタリアン“インスタ映え”する盛り付けで計画通りの月商を達成

公開日: / 都道府県:大阪府 業種:宿泊・飲食 課題: 創業

ABITACOLO(アビタコロ)

代表者:植松 将太(うえまつ しょうた)
住 所:大阪府大阪市中央区道修町1-3-3 戎道修町ビル1F 
連絡先:06-7710-6616

公開日:
都道府県:大阪府/業種:宿泊・飲食/課題:創業

ABITACOLO(アビタコロ)

代表者:植松 将太(うえまつ しょうた)
住 所:大阪府大阪市中央区道修町1-3-3 戎道修町ビル1F 
電 話:06-7710-6616

目次

  1. 「故郷の野菜」をコンセプトに独立を志すも 事業化のプロセスがわからず苦悩
  2. 誰に、どこで、どんな料理を食べてもらいたいか 競合店との差別化策の検討と食材仕入先確保を
  3. ターゲットは女性 口コミ、SNSでの拡散を狙える盛り付けを
  4. 本格パスタと豊かな彩りが話題 売上目標を達成

「故郷の野菜」をコンセプトに独立を志すも 事業化のプロセスがわからず苦悩

シェフとしていくつかのイタリアンレストランに勤務し、料理長の経験もある相談者。自分の店を持ち、故郷の河南町で採れる野菜を使った料理を食べてほしいと考えていた。店のコンセプトや出店する立地など事業計画策定をどのように進めていけばよいかわからなかったところ、近畿農政局から紹介され当拠点へ相談に訪れた。

誰に、どこで、どんな料理を食べてもらいたいか 競合店との差別化策の検討と食材仕入先確保を

Coが確認したところ、「故郷の野菜」というキーワード以外には、コンセプトが曖昧で、肝心の食材についても仕入先がまだ確保できていないとのこと。また、競争が激しい飲食業界において、他店との差別化のポイントとして、地産地消や料理の技術などが想定されるが、同様のコンセプトで経営する店はすでに数多くあり、決め手には欠ける状況だった。Coはそうした現状から、「競合店に負けない差別化策を見つけること」、「仕入先確保に向けたネットワークを構築すること」、が課題であると判断した。

ターゲットは女性 口コミ、SNSでの拡散を狙える盛り付けを

Coは、差別化策を検討するプロセスで、年代や性別、年収などを想定したターゲットの設定を提案。相談者との複数回のやり取りの中で、「30代後半の女性」「共働き」「大阪市内のマンションに住む」と仮定した。具体的な差別化策については、仮定や相談者のシェフとしての充分な力量を踏まえて、「美味しい」だけでなく、口コミやSNSで広がりやすいよう「インスタ映え」を意識したメニュー開発を助言。
あわせて、店の立地についても、仮定した層が多いと考えられる大阪市内での物件確保を提案した。一方、仕入先の確保に向けては、個別の農家と契約するよりも安定的・効率的に仕入が行え、シェフの負担軽減にもつながるという発想のもと、地元野菜が集まる「道の駅かなん」に着目。Coからの提案を受けて交渉を行った結果、仕入契約を結ぶことができた。

本格パスタと豊かな彩りが話題 売上目標を達成

店は平成30年5月にオープン。本格的なパスタや彩り豊かな見た目が話題となって口コミで人気が広がり、ランチは満席状態が続いている。故郷の野菜を使った「インスタ映えするイタリアン」というコンセプトが顧客の心をつかんだ。競争が激しい飲食業界において、リピーターも増やしながら計画通りの月商を確保している。

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