経営を抜本的に見直し、人事評価制度を構築 人手不足が解消
明治20年創業。五代にわたり青果小売店・卸売店として営業し、県内外に大手外食店や学校など400社以上の得意先をもつ老舗企業。創業130年という節目を迎え、会社経営を根本から見直す中で、働きやすくやりがいある職場にするため評価制度を作成したいと考えた。そこで、制度構築への取り組み方について、当拠点に相談に訪れた。
客観性の高い人事評価制度と密な面談を通じて従業員の意欲が高まり、今年度の退職者は1名のみと定着率が向上した。さらに、求める人物像を明確化したことで必要な人材の採用がスムーズになり、人手不足が解消した。今後はパート従業員の役員登用へ向けた育成も行う予定。
80%を占めるパート従業員の役割と評価方法、やりがいを高める仕組みを、どのように人事制度に反映するかに留意した。作成した評価制度は、運用しながら問題点を洗い出し改善を施すPDCAサイクルによって、充実をはかった。
課題への取り組みに際し、起こりうる問題を常に先回りして指摘してもらい、順調に進めることができた。得意分野が異なる複数のCOに定期的に対応してもらったので、本件以外の相談も行うことができたのが、非常に良かった。