経営戦略と結びついたブランディングで新規売上高400万円を実現
「色のチカラで、人と社会を元気に!」という思いで、平成16年にカラー総合スクールをスタート。カラースクール、コンサルティング、企業研修、社外セミナーなど、色をテーマにさまざまな事業を展開している。業界初の3分で似合う色がわかるパーソナルカラー診断ツール「Qlet®ボード」を開発し特許を取得。認定講座と組み合わせた新商品開発を実現。ブランディングを強化し、売上拡大を目指している。
代表者:林 由恵
住 所:〒630-8247 奈良県奈良市油阪町1-61奥田ビル4F
連絡先:0742-93-3500
URL:http://astyle-color.com/
「色のチカラで、人と社会を元気に!」という思いで、平成16年にカラー総合スクールをスタート。カラースクール、コンサルティング、企業研修、社外セミナーなど、色をテーマにさまざまな事業を展開している。業界初の3分で似合う色がわかるパーソナルカラー診断ツール「Qlet®ボード」を開発し特許を取得。認定講座と組み合わせた新商品開発を実現。ブランディングを強化し、売上拡大を目指している。
代表者:林 由恵
住 所:〒630-8247 奈良県奈良市油阪町1-61奥田ビル4F
連絡先:0742-93-3500
URL:http://astyle-color.com/
相談者は平成16年の起業以来、色を活用したさまざまな事業を展開してきたが、さらなる事業拡大を図るためにBtoB向け新商品の開発に取り組み、パーソナルカラー診断ツール「Qlet®ボード(キューレットボード)」を開発し特許を取得した。さらに「カラーフィッター®資格認定制度」を一体とした新サービスを展開するに当たり、ブランド価値向上について今回の相談に至った。
相談者は長年、色を活用したスクール事業を展開し経営は安定していたが、さらなる事業拡大に向けて、新商品や新サービスの開発に取り組んでいた。しかしながら、事業の前提となる理念やパーパス、事業コンセプトの検討と整理が進んでいなかったことが課題に。今後の経営戦略を考えていく上では、あらためて理念とパーパスの再定義、事業ブランドの体系化が必要と判断した。まずはブランド戦略と製品ブランドのアイデンティティを明確化した上で、スクール独自の「カラーフィッター®資格認定制度」によってクライアントの課題解決を目指すことに。同資格を取得することで、2枚の「Qlet®ボード」を用いて、わずか15分程度でパーソナルカラー診断ができるようになる。美容師やネイリストなど色彩感覚が求められるクライアントの付加価値になると、相談者は考えていた。
第一段階として、ブランディングは単なるイメージ設定ではなく、経営戦略と強く結びついていることを説明。その後、価値ワードの徹底的な洗い出し、定期的なブランド会議によって、理念・パーパスの定義、ミッション・事業コンセプトの検討・定義、さらには内外へのコミュニケーションとしてタグラインとブランドストーリーを設定。第二段階として、「Qlet®ボード」を活用した「カラーフィッター®資格認定制度」事業の世界観の設定、ツール開発に向けた撮影・デザイン・コピーなどのクリエイティブ開発を実施した。
商品にメッセージを込め言語化することの重要性を理解され、ブランドで売るという視点がより一層明確になったことで、新規売上高400万円を実現。それにより、令和5年度の関連事業売上高は750万円(7月末現在)となった。今後は売上高1,200万円、最終利益400万円を目標に、さらなる販路拡大と売上拡大に向け支援を継続していく。
・パーパスの重要性やブランド構築への理解の促進
・他社企業の理念体系やブランディング戦略の具体的事例を提示
・相談者の思いを言語化することに注力しながら支援
企業の無形資産を増大していくためには、ブランディング視点での経営戦略が非常に重要であることを、支援を受けて実感しました。今後も新商品開発を行っていく上で、今回実践したブランド体系を礎としてデザイン思考経営を推し進め、さらなる成長を目指していきたいと考えています。また次のステージでのブランディング支援に期待しています。