親子で楽しめるカフェの創業 動線や人員配置を工夫し、売上目標も達成
代表者:鈴木 佐知子(すずき さちこ)
住 所:三重県鈴鹿市住吉町6557-1
連絡先:059-399-7006
子育てママと同世代の相談者は、ママが安心してカフェタイムを過ごせるスペースを提供したいと考え創業を決意。1階をカフェ、2階をキッズルーム、3階をベビーマッサージ・ベビーヨガとカウンセラールームとする複合施設を想定し、すでに3階建ての空き店舗を契約したのち、開店のためのアドバイスを得るために当拠点を訪れた。
Coが収支計画の妥当性を検証した結果、カフェ・キッズルーム・ベビーマッサージの同時開店の負担が考慮されておらず、目標としている売上にも積算根拠がない状況。継続的に売上目標が達成できるのか、また雇用を検討している従業員への給与支払も問題なく行えるか不透明であった。
そこで、まずは「売上と雇用のバランスがたつ無理のない収支計画を検討すること」を課題とした。さらに1~3階とかなり広い店舗運営となるが、店舗内のレイアウトや動線は未検討。また、提供する軽食やメインメニューもまだ決めきれておらず、食材の入手ルートもこれから探すところであった。そこであわせて「店舗レイアウトや動線の検討とメニュー確定、食材入手先の確保」も課題とした。
まずCoは、相談者の負担を考え、1~3階を同時に活用するのではなく、段階的にフロアを増やしていくことを提案。また、カフェの入込客数・客単価を平日・休日とで分けて設定し、月ごとの目標売上高を決定することをアドバイス。また従業員5名雇えるような収支計画を作成を支援した。
将来的には、少人数で3階建ての店舗を運営することになるため、店舗内や厨房の最適なレイアウトを提案。調理係、配膳係の動線のシミュレーションもアドバイス。メニューに関しては、専門家派遣制度を活用し、フードコーディネーターとして数多くの実績がある専門家を派遣した。
徹底的に動線のシミュレーションを重ねてルートと人員配置を決定したことで、開業当初から接客もスムーズな流れで行うことができた。できるだけ地元産の食材を活用すること、価格を抑えて子育てママの負担を軽くすることなど、こだわりを持って検討したメニューの数々も評判が良く、売上目標もクリアし順調なスタートが切れた。