海鮮居酒屋から「海鮮丼」専門店へリスタートで前年同月比売上30%アップ | よろず支援拠点全国本部

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海鮮居酒屋から「海鮮丼」専門店へリスタートで前年同月比売上30%アップ

公開日: / 都道府県:鹿児島県 業種:宿泊・飲食 課題: 経営改善・事業再生

海鮮丼専門店「笑福」

代表者:田中 達也(たなか たつや)
住 所:鹿児島県鹿屋市笠之原29-12 新田新店舗2号棟
連絡先:0994-43-3757

公開日:
都道府県:鹿児島県/業種:宿泊・飲食/課題:経営改善・事業再生

海鮮丼専門店「笑福」

代表者:田中 達也(たなか たつや)
住 所:鹿児島県鹿屋市笠之原29-12 新田新店舗2号棟
電 話:0994-43-3757

目次

  1. 料理には自信があるが 宣伝方法がわからない
  2. 多すぎるメニューが訴求力低下と高い原価率を生む 看板メニューを決め、それを中心とした宣伝活動が必要
  3. 看板料理「海鮮丼」の専門店へコンセプトを変更 店の運営スタイルと宣伝方法の変革が実現
  4. メイン商品を機としたプロモーションが奏功 オープン1周年で売上が前年同月比30%アップ

料理には自信があるが 宣伝方法がわからない

相談者は、海鮮居酒屋を開いたものの想定していたターゲット層に認知されていないのか、客足の伸びがよくない状況であった。店のPRをしようにも、これまで料理一筋だった相談者は料理には自信があるが、どのように宣伝活動をすればよいかわからない。経験や知識もなく悩んでいたところ、地元の日本政策金融公庫から当拠点を紹介され相談に訪れた。

多すぎるメニューが訴求力低下と高い原価率を生む 看板メニューを決め、それを中心とした宣伝活動が必要

 

Coはまず店の現状を確認。相談者は料理に自信があるだけに様々なメニューを提供しており、店の主軸となる料理を明確に伝えられていなかった。また、料理へのこだわりからお客様の要望に応じてメニューにないものまで作っていることも確認。材料を都度スーパーなどから少量多品種で仕入れていたことで原価率も高くなり、会計を圧迫していた。そこで、Coは、料理へこだわる姿勢は尊重しながらも、その方向性を変える必要があると判断。「看板メニューとなる料理を決めること」、「それを中心としたPR活動を行い、認知度を向上していくこと」を課題とした。

看板料理「海鮮丼」の専門店へコンセプトを変更 店の運営スタイルと宣伝方法の変革が実現

売上実績等を確認したところ、店の一番人気は地元の魚介類を使った「海鮮丼」であった。また、相談者自身も海鮮丼を看板メニューにしていきたいと思っていたことを受け、Coは、店のコンセプトを根本的に変え、「海鮮居酒屋」から「海鮮丼専門店」としてリスタートすることを提案。Coはさらに月替わりメニューの提案や、お客様に伝わりやすいメニュー表のデザインについてアドバイス。国道沿いに設置した看板の視認性が高いデザインへの刷新も支援した。

メイン商品を機としたプロモーションが奏功 オープン1周年で売上が前年同月比30%アップ

相談者はCoの提案を実行し、海鮮丼専門店としてリスタート。海鮮丼中心のメニューにしたことで、仕入れ内容も絞り込まれ、在庫ロスも少なくなり、原価率も抑えることができた。「海鮮丼専門店」としてリニューアルオープンしてからは、徐々に来店者数が伸びている。オープン1周年には、通常の月替わりの海鮮丼とは別に「1周年特別メニュー」も開発。そうした数々の施策の結果、売上は前年同月比30%アップとなった。

支援した拠点

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