コロナ禍でネット通販に挑戦 3年で過去最高売上を実現!
平成20年、盛岡競馬場の屋台村にて夫婦で開業した「元祖ジャンボ焼き鳥 鳥喜」。主力商品のジャンボ焼き鳥は盛岡競馬場の名物となっており、多 くの固定ファンがいる。リーマンショック、東日本大震災、岩手競馬の禁止薬物検出事件など、いくつもの困難を乗り越えながら経営を安定させてきた。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大によって岩手競馬が無観客で運営されることになり、同店は営業休止に追い込まれた。
元祖ジャンボ焼き鳥 鳥喜
代表者:喜 良彦
住 所:〒020-0803 岩手県盛岡市新庄上八木田10 盛岡競馬場
連絡先:019-626-1177
URL:https://www.instagram.com/ganso_jumboyakitori/
平成20年、盛岡競馬場の屋台村にて夫婦で開業した「元祖ジャンボ焼き鳥 鳥喜」。主力商品のジャンボ焼き鳥は盛岡競馬場の名物となっており、多 くの固定ファンがいる。リーマンショック、東日本大震災、岩手競馬の禁止薬物検出事件など、いくつもの困難を乗り越えながら経営を安定させてきた。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大によって岩手競馬が無観客で運営されることになり、同店は営業休止に追い込まれた。
元祖ジャンボ焼き鳥 鳥喜
代表者:喜 良彦
住 所:〒020-0803 岩手県盛岡市新庄上八木田10 盛岡競馬場
連絡先:019-626-1177
URL:https://www.instagram.com/ganso_jumboyakitori/
目次
- 相談のきっかけ
- 課題
- 支援内容
- 支援の成果
相談のきっかけ
どうやって暮らしていけばいいのか……途方に暮れて当拠点へ
令和2年4月。コロナ禍により突然襲った売上ゼロの大ピンチ。幼子3人を抱え、今後の生活への不安が急速に膨らむ。仕入代金の支払い、家賃の支払い、生活費の確保……。給付金は一時しのぎにしかならない。子どもたちのための学資保険も解約。「廃業」の二文字が相談者である喜 有美さんの頭をよぎる。オーナーのご主人は急場をしのぐために工場の期間従業員として働こうと動き始める。相談者は藁にもすがる想いで、友人に紹介され、今回の相談に至った。
課題
競馬場以外の販路がない、通販などのスキルもない でも盛岡競馬場名物にはファンがいる
課題は明らかだった。それは、競馬場以外に売場を持っていないこと。市内中心部に店舗を借りることも検討したが、新たな店舗開設には多額の資金が必要となる。また、対面販売は感染リスクがあることに変わりがないため断念。「もりおかテイクアウトプロジェクト」などの販売イベントへの出店も検討したが、品質管理や衛生管理上の観点から見送った。さまざまな検討の末、行きついたのがネット通販。未経験ではあったが、ここに活路を見出すほかに選択肢はなかった。幸い、相談者の商品には熱烈なファンがいる。多くのファンに相談者の窮状を伝えるとともに、「通販サイトの新設」「通販に必要な惣菜免許の取得」「プレスリリースによるメディアプロモーション」「自社ホームページの作成」「SNSプロモーション」「チラシ作成」を課題として設定し、取り組むことにした。
支援内容
通販事業の開始に向けた徹底的な伴走支援
問題は、設定課題のすべてに相談者のスキルがないことだった。そこで、COが徹底的に伴走支援することにした。展開する通販サイトは、地元新聞社のサポートを期待して、全国の地方新聞社が厳選した商品のみを扱う取り寄せサイト「47club」を選定。相談者はすぐにサイト開設に取り組みながら、保健所への惣菜免許の申請に動き、同時にCOと、販促物作成とSNS開設に取り組んだ。COと相談者はオンラインや電話も使って、打ち合わせを密に重ね、1カ月も経たずに通販事業はスタートした。
支援の成果
販売開始1カ月で売上100万円突破!
新聞記事やSNSを通じて、ネット通販の存在が伝わり、開始直後から注文が殺到。1カ月で売上100万円を達成。また、状況を知ったショッピングセンター、百貨店などからは取引の申出が相次ぎ、県内外で委託販売がスタート。さらに、テレビ番組で紹介されたことで、通販の受注先は一気に全国へ。現在は、再開した盛岡競馬場での販売と合わせて、コロナ禍前の150%を超える売上となった。
・既存と新規の顧客に向けた新しい販路の創出
・通販事業の準備に徹底した伴走支援
・相談者の不安の軽減に努めることに留意
平成20年、盛岡競馬場の屋台村にて夫婦で開業した「元祖ジャンボ焼き鳥 鳥喜」。主力商品のジャンボ焼き鳥は盛岡競馬場の名物となっており、多くの固定ファンがいる。リーマンショック、東日本大震災、岩手競馬の禁止薬物検出事件など、いくつもの困難を乗り越えながら経営を安定させてきた。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大によって岩手競馬が無観客で運営されることになり、同店は営業休止に追い込まれた。
