人気観光地の新スイーツを開発し、販売開始から3日で700個販売
代表者:西森 和弘(にしもり かずひろ)
住 所:北海道上川郡美瑛町本町1丁目9番21号
連絡先:0166-92-0920
美瑛町で、年間約24万人の観光客が立ち寄る道の駅びえい「丘のくら」などで特産品を使った土産品を販売する物産店を営む同社。しかし最近は、競合する土産品が続々と登場し、売上は低迷ぎみだった。
そこで、新たに観光客の目をひく土産物の開発を企画するが良いアイデアが思い浮かばない。そうした状況を美瑛町商工会に相談したところ当拠点を紹介され、新商品開発に向けた具体的な相談に訪れた。
Coは、既存アイテム別の売上や評価、陳列や販促方法、また観光客の動き、競合商品、市場全体の需要動向を分析し、商品開発の方向性を検討。
一方で、美瑛町には「美しい景観」「やさしさ」「癒し」というブランドイメージがあることから、「癒し」のイメージを生かした商品開発が重要であると判断。「観光客」というターゲットの購買意欲を刺激する商品開発やパッケージデザイン等を検討することが課題であると判断し、支援していくことにした。
Coは分析を踏まえ、「美瑛産の小麦粉を使用したソフト食感のレアクッキーに、美瑛産牛乳を使った青いチョコレートをコーティングした商品」の開発を提案。人気観光地である「青い池」のイメージを加えることでオリジナリティーを狙った。しかし同町内には、これを商品化できるメーカーがなかった。
そこでCoは、当拠点の食品加工分野におけるネットワークを生かし、他地域から対応可能な事業者を相談者に紹介。またパッケージを含むプロダクトデザインには、カラーコンサルタントであるCoの協力を要請した。
こうして完成した「青のクッキー」は、「青い池」と直結する同町で2番目にオープンした道の駅びえい「白金ビルケ」で、限定販売品としてデビュー。
販売開始わずか3日で700個を売り上げる驚異のヒット商品になった。「地産素材」と「青い池」というご当地コンセプトストーリーや、「青いチョコレート」という鮮烈なビジュアルインパクトが観光客の購買意欲向上につながった。