待遇と新人教育を改善 将来の不安が払拭され退職者減=定着率が向上
昭和25年、高山市内の米穀販売店が統合して誕生。時代とともに事業を拡大し、今では米以外に食品販売、住宅設備機器工事、家電販売、食肉加工、飼料販売などを手掛け、御用聞きによる営業で地域住民の生活を支えている。しかし近年、退職する従業員が増加。第三世代となる会社を引き継いだ理事長は、このままでは深刻な人手不足に陥ると考え、相談に訪れた。
退職者が激減し、特に今年度の新入社員6人は1人も辞めていない。子育て手当は人数制限なく、大学卒業まで1人月額3万円を支給。この手厚さは地域でも話題になり、会社の評価も高まった。来年は創業70周年。従業員一人一人の幸福を追求し、100周年に向けてさらに会社を発展させていきたい。
一人で悩んでいた理事長に対し、COは「一緒に考える」という姿勢で課題を整理。教育制度はCOが担う一方で、待遇面は経営に直結するため、適宜アドバイスをしながらも最終的には理事長に決断していただいた。
多方面にわたる情報提供に加え、特に新入社員教育は、COの全面的支援を得て教育ツールを作成した。成果も出て、感謝している。