まちの文房具店が事業を再構築 文具の魅力を再発見できるスポットに
飛騨高山の本町商店街に創業して60年の文具店「いまい文具店」。長きにわたり、近隣顧客向けに事務用品や学童文具などの生活必需品の販売を行っていたが、新事業として高級筆記具とデザイン文具の専門店を既存店舗の2階にオープンした。この専門店では、日々の生活に「彩」を加える文具をテーマとして、国内外から代表が選りすぐった文房具・雑貨を販売している。「選ぶ楽しさ」を意識しており、店内にはおよそ1万SKUの商品を揃えている。
代表者:今井 和雄
住 所:〒506‐0011 岐阜県高山市本町3-5
連絡先:0577-32-0344
URL:https://penshopimai.shopselect.net/
飛騨高山の本町商店街に創業して60年の文具店「いまい文具店」。長きにわたり、近隣顧客向けに事務用品や学童文具などの生活必需品の販売を行っていたが、新事業として高級筆記具とデザイン文具の専門店を既存店舗の2階にオープンした。この専門店では、日々の生活に「彩」を加える文具をテーマとして、国内外から代表が選りすぐった文房具・雑貨を販売している。「選ぶ楽しさ」を意識しており、店内にはおよそ1万SKUの商品を揃えている。
代表者:今井 和雄
住 所:〒506‐0011 岐阜県高山市本町3-5
連絡先:0577-32-0344
URL:https://penshopimai.shopselect.net/
相談者は、高山市の中心地にある本町商店街の文房具店の3代目。創業以来60年、商店街を利用する地元の住民や小・中学生向けに事務用品や学童文房具などの生活必需品の販売を行っていた。しかし、大手スーパーやコンビニエンスストアの進出に加え、少子化による人口減もあり、売上は年々減少。このままでは事業の継続も困難な状況にあった。そのため、文房具の魅力を再発信できる店として事業を再構築することを検討した。再構築に向け専門家の支援を仰ぐべく今回の相談に至った。
COはまず相談者の事業の現状を確認。従来の事務用品・一般文房具の販売だけでは事業の継続が困難であるという問題認識を共有した。次に、相談者の実現したい想いについて、相談者が腹落ちするまで何度も傾聴と対話を重ねていった。そんななか、相談者がしっかりと腹落ちできた“ありたい姿”が、これまでの同店にはなかったコンセプト「文房具の魅力発信拠点」であった。次に、相談者が描いた“ありたい姿”に近いことを展開している近隣の競合店の有無を確認していった。さらに、ニーズの有無については実際に物珍しい文房具の存在やメーカーの販売情報をもとに調査していったところ、同社コンセプトの実現する可能性が高いことが判明。この時点での目標は、「文房具の魅力発信拠点」に向けた文房具のセレクトショップ事業の再構築であるとした。
同店があるのは、多くの外国人観光客が訪れる飛騨高山の観光街。来日前の外国人観光客もターゲットに据え、店舗の認知と来日時の来店を図り、店の設計に加えネット販売にも注力した。また、この事業を成功させるために、文房具にこだわりのある顧客が満足できる商品ラインナップを展開することが重要と考えたCOは、代表が十分な商品選定を行うために、店舗運営ができる従業員を育てる適切な労務管理に取り組むことが有効である旨の提案を行った。
店舗の広告となるECを構築・実施することで、海外での認知も広まり、外国人観光客の来店が激増し、売上が倍増した。また、適切な労務管理を行なうことで、従業員が自立して働くようになり、代表が日常業務に追われることなく、十分に吟味して商品選定を行うことができるようになった。就労環境が改善されたことにより、新たな従業員を雇用できる体制も整った。
・代表の目利き商品が並ぶ「文房具の魅力発信拠点」
・インバウンドも含めたターゲット層の設定
・宣伝と販促を兼ねたECと店舗オペレーション充実化
店舗の広告となるようなネット販売を行うことで、顧客が世界中に広がり売上が倍増。いつも親身に話を聞いてくれたCOの適切なアドバイスを受け、労務環境を整えたことで、店頭での接客応対といった日常業務を安心して従業員に任せることができるようになり、十分に吟味した商品の提供につながりました。