自然派カフェから健康ラーメン店へ大胆な事業転換で売上アップ
平成23年、健康志向のカフェとして開業。令和5年8月にラーメン店に改装。煮干しベースのこだわりスープが評判。青森食命人、食育インストラクター、マクロビオティックセラピストの資格をもつオーナーが経営。
代表者:髙森 むつみ(たかもり むつみ)
住 所:〒033-0074 青森県上北郡六戸町小松ヶ丘5-77-2129
連絡先:090-5233-1659
URL:https://www.instagram.com/taka_hashigodaka/
平成23年、健康志向のカフェとして開業。令和5年8月にラーメン店に改装。煮干しベースのこだわりスープが評判。青森食命人、食育インストラクター、マクロビオティックセラピストの資格をもつオーナーが経営。
代表者:髙森 むつみ(たかもり むつみ)
住 所:〒033-0074 青森県上北郡六戸町小松ヶ丘5-77-2129
連絡先:090-5233-1659
URL:https://www.instagram.com/taka_hashigodaka/
平成23年に「体に良いものを自然に取ってほしい」をコンセプトに開業した無添加・手作りカフェは、食の資格をもつ相談者が調理する数十種類の惣菜で人気を集めていた。しかし、女性の社会進出やコロナ禍による生活様式の変化で「おしゃれな盛り付け」や「長時間滞在」といったカフェの特性が時代に合わなくなり、客足と売上が大きく減少。業態転換と資金調達の方策を考えるため、当拠点へ相談に訪れた。
自宅でカフェ風メニューを楽しむブーム、働く女性の増加、そこにコロナ禍での外出自粛が打撃となり来店者数が減少。対前年比で50%以下にまで売上が落ち込んだ。工夫を凝らしたテイクアウト弁当も受注が低迷、食育セミナーの開催をしても来店につながらず、売上減をカバーできない状況となった。COは、しばらく続くと思われる新しい生活様式を鑑みた結果、カフェの需要が以前のようには回復しないであろうと分析。コロナ禍で求められているキーワード「短時間、黙食、少人数、免疫力」をベースに、相談者が創業当時から掲げるコンセプトを加味した新しい商品を模索。多くの人になじみのあるラーメンで勝負をするという決断に至った。
相談者には健康的なメニューを提供したいという強い信念があるが、ラーメンには塩分過多のイメージが強い。試行錯誤の結果、スープにはカフェ時代に人気を博していた野菜だしを採用し、最後の一滴まで罪悪感なく飲み干せるバランスを追求。短時間で栄養バランスの良い食事を、というコロナ禍のニーズを満たす主力商品が完成した。店舗リニューアルに当たって調理場の改装工事などの資金調達が必要となり、事業再構築補助金申請に係る事業計画についてアドバイスを実施。同時につなぎ融資の融資実行までをフォロー。また、開業当初に想定されるオペレーション上の課題を洗い出し、スムーズな滑り出しになるよう協議を重ねた。
カフェ経営時の客単価は平均1,000円で、コロナ禍以前の一日の客数は7人、コロナ禍で同5人だった。事業転換後は客単価平均1,400円、客数30人となり売上は大きく回復。オープン直後から連日行列の絶えない人気店となった。メニューを4種に絞ることでコストを削減する一方、定期的な期間限定メニューの提供やトッピング無料サービスを実施し固定客も獲得。今後は平均客数40人を目指し、顧客の属性や傾向の分析、広報活動支援も行う予定である。
●事業転換に際し相談者の信念を傾聴
●金融機関との間に入りスムーズなやりとりを支援
●相談者自身がSWOT分析を行えるようアドバイス
担当COが親身になって話を聞いてくれ、信念をくみ取ってもらえました。思い切った事業転換には多くの課題があり、途中で行き詰まりそうな場面でも、事業計画の策定やSWOT分析を通して的確なアドバイスを提供してもらえました。資金面でも相談に乗っていただき、安心してリニューアルを進めることができました。