店舗の売上が低迷 売り場を改善し 専門店として魅力アップ
昭和25年から続く、出汁素材の専門店。丁寧な手作業による自家製の煮干しや昆布のほか、乾物全般の卸売り・小売りを手掛ける。配達による売上が大半を占め、店舗も構えているものの、食の多様化も背景に来店客は徐々に減少している。店舗をもっと活用したいと考え、地元商工会に相談。当拠点が連携して支援することになった。
店舗改善によりイメージが一新。商品の良さを生かす店づくりによって、専門店としての価値を打ち出すことができた。来店客が増え、売上も前年比20%増加した。費用をかけずに店舗を改善する「0円店舗改善」事業のモデル事業となり、同様の悩みをもつ地域の他企業への支援にもつながった。
まずは店舗改善への意欲が湧くように、効果を分かりやすく説明することからスタート。来店しやすい店舗にすることで、地域顧客の親密度を高め直すことも目標にした。小さな改善では効果が生まれにくいため、ダイナミックな改善を進めた。
店舗にいらっしゃるお客様が減り、悩んでいた。COの支援で店舗を改善することができ、気持ちも前向きになった。今後は看板設置やネット販売などにも挑戦したい。