「コロナ禍だからできること」を実行し毎月の売上100万円超拡大
昭和45年9月、滋賀県東近江市の太郎坊宮の麓に「すし屋・魚繁」として創業した日本料理・湖魚料理店。日本人が長い年月をかけて育んだ食文化である「和食・日本料理」の美しさと、50年守り続けてきた味を継承している。加えて、近年は日本料理離れが進み、郷土料理や湖魚料理を食べたことのない人が多くなっているなかで、“琵琶湖八珍”に選定された食材を家庭でも食べられるよう、「びわ湖の味」として新たな商品を開発・販売している。
日本料理 魚繁大王殿
代表者:岩崎 繁
住 所:〒527-0091 滋賀県東近江市小脇町2323-1
連絡先:0748-23-5179
URL:https://www.uoshige.info/
昭和45年9月、滋賀県東近江市の太郎坊宮の麓に「すし屋・魚繁」として創業した日本料理・湖魚料理店。日本人が長い年月をかけて育んだ食文化である「和食・日本料理」の美しさと、50年守り続けてきた味を継承している。加えて、近年は日本料理離れが進み、郷土料理や湖魚料理を食べたことのない人が多くなっているなかで、“琵琶湖八珍”に選定された食材を家庭でも食べられるよう、「びわ湖の味」として新たな商品を開発・販売している。
日本料理 魚繁大王殿
代表者:岩崎 繁
住 所:〒527-0091 滋賀県東近江市小脇町2323-1
連絡先:0748-23-5179
URL:https://www.uoshige.info/
目次
- 相談のきっかけ
- 課題
- 支援内容
- 支援の成果
相談のきっかけ
新商品のPR方法をはじめコロナ禍を生き抜く道を相談
相談者は、コロナ禍以前から琵琶湖の特徴的な魚介類“琵琶湖八珍”を使用した商品開発に積極的に取り組み、ホンモロコを使っただし醤油「もろこ隠れ」などを開発・販売してきた。当拠点では、そのPR方法について相談を受け、プレスリリースの活用を提案。その後、コロナ禍に入り、売上の減少が続くようになってからも、「今できること」と「コロナ禍後に向けたこと」を「立案」「実行」「発信」するようアドバイスするなど、支援を継続してきた。
課題
コロナ禍に必死に立ち向かい次なるステップへ
以前からCOのアドバイスを受け、さまざまな取組を行ってきた同社。コロナ禍では「東近江市・日本料理店7店限定秋の味覚」「高校生と日本料理店が共同開発!政所茶と琵琶湖の“ごり”から生まれるお茶漬け」といった取組や、「米菓あられ『うろり隠れ』」「琵琶湖八珍3種の湖魚キムチ」などの新商品開発を行い、プレスリリースを活用した積極的なPR活動を展開。それが実を結び、マスコミ各社に取り上げられて反響を得るなど、一定の成果を得た。また、コロナ禍前は50歳以上の来店客がほとんどで、利用内容も宴会が中心だったが、コロナ禍でランチ営業を始めたところ、若い年代を含む新たな顧客層を開拓することができた。しかし、コロナ禍が長引いて先が見えないなか、売上をアップし事業を継続していくためには、コロナ禍後の方針と方向設定が課題と考えられた。
支援内容
未来に向けた戦略を「立案」「実行」「発信」
COはコロナ禍後を念頭に置き、「コロナ禍の今しかできないこと」「コロナ禍の今だからできること」を切り口に、未来に向けた戦略の「立案」「実行」「発信」の検討を提案。相談者は熟考の末、意を決して約4カ月休業し、店内のバリアフリー化を実施した。また、その期間に病院の食堂に3カ月半通い、あらゆるレベルの嚥下障害に対応できる嚥下食を習得。店舗改修後、嚥下食の提供を始めたことをプレスリリースで配信すると、全国放送のテレビ、新聞はじめマスコミ各社に取り上げられた。
支援の成果
来店者も売上も拡大! 関係機関から講演依頼も
コロナ禍前と比較して、売上が毎月100万円以上拡大。最近では中国・台湾・香港などからの来店客を含め、各地から人が訪れるようになった。また、さまざまなメディアや医療関係者(医師・管理栄養士・介護福祉士など)から、嚥下食に関する問い合わせや講演依頼が増えている。売上が伸びたことで顧客への「おもてなし」に注力できるようになり、今後も喜ばれる商品提供を目指していく考えである。
・相談者を勇気づける、成果が見える取組をサポート
・知名度・認知度アップのためのプレスリリースの作成をアドバイス
・信頼・安心の醸成などによるブランディング
今現在、商売を継続できているのは、相談当初から全力で応援・フォローしていただいた、よろず支援拠点の皆さまのおかげです。本当に感謝しています。具体的な取組はもちろん、精神面でかなり追い込まれていたときにも、親身に話を聞いてくださり、励ましていただいたことは忘れません。今後も困ったこと、わからないことがあれば相談したいと思います。
