従業員の働き方改革のための、 IT導入による商品補充作業の効率化を推進 | よろず支援拠点全国本部

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従業員の働き方改革のための、 IT導入による商品補充作業の効率化を推進

昭和26年に小西食品工業所として創業。その後、ポッカコーポレーションとの取引により飲料水卸小売業を開始。昭和50年、有限会社に組織変更。昭和53年、ダイドー株式会社共栄会に参加。平成元年に株式会社に組織変更。エリア拡大のため、アサヒ飲料株式会社、サントリーフーズ株式会社と取引を始めた。総合飲料水販売事業者として、自動販売機3,000台を管理し、三重県南部(津以南)を営業エリアとして活動中。

公開日: / 都道府県:三重県 業種:小売 課題: 生産性向上

小西食品株式会社

代表者:小西 篤史 (こにし あつし)
住 所:〒519-2427 三重県多気郡大台町上楠335-1
連絡先:0598-83-2101

昭和26年に小西食品工業所として創業。その後、ポッカコーポレーションとの取引により飲料水卸小売業を開始。昭和50年、有限会社に組織変更。昭和53年、ダイドー株式会社共栄会に参加。平成元年に株式会社に組織変更。エリア拡大のため、アサヒ飲料株式会社、サントリーフーズ株式会社と取引を始めた。総合飲料水販売事業者として、自動販売機3,000台を管理し、三重県南部(津以南)を営業エリアとして活動中。

公開日:
都道府県:三重県/業種:小売/課題:生産性向上

小西食品株式会社

代表者:小西 篤史 (こにし あつし)
住 所:〒519-2427 三重県多気郡大台町上楠335-1
連絡先:0598-83-2101

目次

  1. 雇用安定のため従業員の就労時間を短縮したい
  2. 各自販機の商品別在庫の事前把握の実現
  3. いつでもどこでもできる自販機の在庫管理システムの導入
  4. 補充作業における無駄を削減することで業務を効率化

雇用安定のため従業員の就労時間を短縮したい

従業員31人のうち、ルート従業員は27人と大半を占める上、年代層は比較的若い。毎日21台のボトルカーを走らせ、1日平均500台の清涼飲料水自動販売機(以下、自販機)の管理オペレートを行っている。令和元年に事業承継により代表者となった相談者によると、「道路事情によっては往復に時間がかかる上、遠隔地や建物の上層階などでの在庫量の確認と商品の補充に手間がかかり、帰着後の積込み作業までが遅くなっていた点が課題だった」とのこと。そこで、以前から同社とつながりのあった当拠点のCOへ相談に訪れた。

各自販機の商品別在庫の事前把握の実現

同社は、自販機の設置から商品補充、代金回収、つり銭補充、清掃、容器回収、故障トラブル対応までを、一貫して行うフルオペレーションが強み。課題は、補充する商品について現地に行って自販機を開けてみないと必要な種類、数量が分からないことだった。また、ボトルカーの駐車場所から自販機までの距離が長いことなどがルート従業員の負担となっており、作業効率が悪かった。そこで、通信機を活用して、各自販機の商品別在庫の事前把握を行い、補充作業の効率化実現に取り組むこととした。

いつでもどこでもできる自販機の在庫管理システムの導入

リモートによる自販機別の売上把握を進めていく上で、COはまず、売上の少ない自販機の撤収、移動など洗い直しを助言。次に、一台当たりの補充作業に時間がかかる自販機に関して、通信機能のついた在庫管理システムの導入を提案した。また、通信機のついた在庫管理システムを導入する実施手段として、「三重県エネルギー価格等高騰対応生産性向上・業態転換支援補助金」などの活用を勧め、初期投資の軽減を図った。費用対効果を考慮して、ランニングコストに基づく設置台数の計算支援等を行った。

補充作業における無駄を削減することで業務を効率化

導入するシステムは、複数の候補の中から、通信をカバーしているエリアが広く且つ、スマホ対応のシステムを採用し、自販機126台に設置。在庫量を事前に把握することで、在庫量確認のために足を運ぶ回数を減らすとともに、商品の積込み量を減らすことにも成功。これにより燃費の削減を実現。補充作業を効率化したことで、帰着時間がルートによっては1時間早まった。今後、本社でもデータを活用し、よく売れる自販機の在庫切れに対応できるように通信機器を増設していき、チャンスロスの削減に努めていく。

事例を振り返って

自販機内の在庫管理システムの選定では、販売管理を既存システムで運用するため、ルート従業員にとって使いやすい、シンプルな在庫管理だけを行えるシステムを心がけました。また、三重県南部を営業圏域としているため、通信機器のランニングコスト(通信費)と電波状況の良い通信業者を選ぶように配慮しました。

 

相談者の声

IT機器の活用で在庫補充を効率化させるとともに、ルート従業員の残業時間の削減や運搬負担を軽減することで、働き方の改革、人手不足の解消につながることが判明しました。COが「辺地のルートセールスでは効率化をしないと利益を出せない」と助言してくださったおかげで導入を決断しました。今後もITを活用して業務の効率化を図っていきます。

支援した拠点

三重県よろず支援拠点

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