財務管理と販売促進を強化し赤字から黒字へ転換 | よろず支援拠点全国本部

TOP全国の支援事例財務管理と販売促進を強化し赤字から黒字へ転換

財務管理と販売促進を強化し赤字から黒字へ転換

公開日: / 都道府県:愛媛県 業種:小売 課題: 売上拡大

Yショップ西本

代表者:西本 高朗(にしもと たかろう)
住 所:愛媛県西予市三瓶町安土37
連絡先:0894-33-0029

公開日:
都道府県:愛媛県/業種:小売/課題:売上拡大

Yショップ西本

代表者:西本 高朗(にしもと たかろう)
住 所:愛媛県西予市三瓶町安土37
電 話:0894-33-0029

目次

  1. 人口減少と競争激化で売上減少 経営改善に向けて何に取り組めばいいか相談
  2. 現場改善で相談者がマネジメント力を発揮できる環境づくりと 強みを生かした販促活動の強化が課題
  3. 売上状況の把握と在庫の適正化で無駄を削減 売場改善や配達業務強化で売上拡大を図る
  4. 現場改善で財務状況は好転、利益もアップ 販促活動で前年同月比売上105%増を達成

人口減少と競争激化で売上減少 経営改善に向けて何に取り組めばいいか相談

同店は、旧酒販店から続く地域に根差したコンビニエンスストアだが、人口減少と近隣ドラッグストアが進出したことに伴い競争が激化し、売上減少が続いていた。こうした状況で経営状態も悪化しており、相談者は何か経営改善に向けて何を取り組めば良いか、以前に相談をしたことのある当拠点を思い出し、再度来訪した。

現場改善で相談者がマネジメント力を発揮できる環境づくりと 強みを生かした販促活動の強化が課題

Coが以前の相談記録を参考に内部環境を分析したところ、人手不足から相談者と従業員で役割分担ができておらず、陳列や会計など含め日々の作業を両者で効率よくできていない状況が判明。財務管理も不十分で、売上高、仕入高、経費支払の数字も把握ができていない。また、在庫管理も十分でなく、在庫過多に陥っていた。
さらに、現在の市場顧客を確認すると、当店は先代から続く店舗であることから、周辺住民との結び付きが強く、旧酒販店時代から行っている酒類配達によって一定数の固定客もいる。Coは、「現場改善で相談者がマネジメント力を発揮できる環境づくり」と「強みを生かした販促活動をすること」の2つを課題とした。

売上状況の把握と在庫の適正化で無駄を削減 売場改善や配達業務強化で売上拡大を図る

財務管理の強化、売上高・仕入高・経費支払を確認するためにも、相談者と従業員の業務分担をアドバイス。これまで従業員に任せていた発注を相談者自ら行うことで、売上状況の把握と在庫の適正化、廃棄ロスの減少に取り組むよう提案した。さらに、人件費の削減に向け、時間帯別の売上高と来店数を分析し営業時間を短縮することも提案。販売促進策としては、地域の固定客である高齢者や飲食店向けの配達業務の強化や地元高校への定期販売を再開。店舗レイアウトも、売れていない日用品の売り場は縮小、旧酒販店の特色を生かし地酒を扱うなど酒類の品揃えに特色を出すようアドバイス。また、棚割りを見直して売り場の印象と、陳列にかかる時間の短縮に向け改善するよう提案。

現場改善で財務状況は好転、利益もアップ 販促活動で前年同月比売上105%増を達成

相談者がマネジメント力を発揮できるよう現場改善を進めたことで財務状況は改善、利益も増加。また、販促活動も功を奏し高校への定期販売を再開したことで関係構築ができ、学校イベント時の新規受注も得るようになった。売上も前年同月比105%増加し、平成28年決算は赤字だったが翌年は黒字に。平成30年決算も黒字の見込みである。

支援した拠点

愛媛県よろず支援拠点

関連記事