板チョコをモチーフにした革財布を企画 プロモーション戦略の効果で大人気商品に | よろず支援拠点全国本部

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板チョコをモチーフにした革財布を企画 プロモーション戦略の効果で大人気商品に

公開日: / 都道府県:兵庫県 業種:小売 課題: 売上拡大

株式会社ChocolaTan(ショコラタン)

代表者:加茂 努(かも つとむ)
住 所:兵庫県神戸市兵庫区荒田町2-18-20
連絡先:078-521-4456

公開日:
都道府県:兵庫県/業種:小売/課題:売上拡大

株式会社ChocolaTan(ショコラタン)

代表者:加茂 努(かも つとむ)
住 所:兵庫県神戸市兵庫区荒田町2-18-20
電 話:078-521-4456

目次

  1. 板チョコをモチーフにした革財布を企画 商品加工技術と資金調達に思い悩む
  2. 現状分析から、「商品開発」「資金調達」「販路開拓」の3つの課題を設定
  3. メーカーとのパートナーシップを提案 補助金への応募と認知度向上に取り組む
  4. 東京の百貨店でも取扱い開始 プロモーション戦略の効果で大人気商品に

板チョコをモチーフにした革財布を企画 商品加工技術と資金調達に思い悩む

相談者は板チョコをモチーフにした革製品の企画・販売を行うために平成26年に創業。自ら企画した「本革製ラウンド長財布」は立体的な板チョコ風の表面が特徴だが、一般的に革製品に行う既存のエンボス加工では、きれいに型押しすることができず、イメージ通りの加工を請け負ってくれる業者を探していた。また資金繰りや資金調達でも苦労しており、その解決策を求めて当拠点を訪れた。

現状分析から、「商品開発」「資金調達」「販路開拓」の3つの課題を設定

当拠点では、ものづくりとマーケティングに精通した2名のCoで対応。相談者の現状分析から、①「商品開発」では企画を設計に展開できる人材が同社にはおらず、立体的な形状を具現化できる加工工場がない、②「資金調達」では金融機関に融資の申請をするも通っていない、③「販路開拓」では、顧客のターゲティング、認知度を高めるためのプロモーション戦略、商品のポジショニングが必要という3つの課題を導き出した。

メーカーとのパートナーシップを提案 補助金への応募と認知度向上に取り組む

「商品開発」については商工会、商工会議所などのネットワークを活用し、県外のメーカーも含めて模索するようアドバイス。当初メーカー探しは難航したが、ゴム製の靴底を作るメーカーが持つ両面から金型を押し付けて成型する技術を応用できると分析し、そのメーカーとの委託契約を提案。「資金調達」では、創業補助金や小規模事業者持続化補助金などへの応募を提案。並行して事業計画のブラッシュアップをサポート。「販路開拓」に対しては、地元から商品の認知度を高めるために、神戸市が主催する「神戸セレクション」などに応募することを提案。その参加実績を後ろ盾として、大手百貨店や専門店でのテストマーケティングや販路開拓に繋げていくことを提案。さらにそこでのバイヤーや顧客の反応を商品開発や商品ラインアップに反映させ、より商品をブラッシュアップしていくことを提案した。

東京の百貨店でも取扱い開始 プロモーション戦略の効果で大人気商品に

事業計画を練り上げることで、補助金の申請も採択され、商品開発の元手となる資金を確保。新商品「本革製ラウンド長財布」を発売開始。「神戸セレクション」の認定商品にも選定された。その後実施したプロモーション戦略の効果で、話題は広がり、神戸市のふるさと納税商品に選ばれたほか、さらに関西圏のみならず東京の百貨店でも取り扱われるなど、販路開拓は好調に推移。平成29年11月、革製品にとどまらず、様々なチョコレートとチョコレートデザイン雑貨を取り扱うセレクトショップをオープンし、初めてのイベントでは、4日間で2,000人が来店した。

支援した拠点

兵庫県よろず支援拠点

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