「海鮮ブイヤベース鍋」の開発を支援、収益増で資金繰りの改善も達成 | よろず支援拠点全国本部

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「海鮮ブイヤベース鍋」の開発を支援、収益増で資金繰りの改善も達成

公開日: / 都道府県:北海道 業種:小売 課題: 経営改善・事業再生

株式会社北のかに市

代表者:吉田 実千代(よしだ みちよ)
住 所:北海道札幌市中央区北三条西26丁目2-15 第23松井ビル3F
連絡先:011-624-0222

公開日:
都道府県:北海道/業種:小売/課題:経営改善・事業再生

株式会社北のかに市

代表者:吉田 実千代(よしだ みちよ)
住 所:北海道札幌市中央区北三条西26丁目2-15 第23松井ビル3F
電 話:011-624-0222

目次

  1. さらなる収益強化のため 極上かにギフト券に続く主力商品を開発したい
  2. 鮮度の高い海産物を短時間で提供できる強みを生かせるターゲット設定と新商品開発が課題
  3. 購入者自身の家庭用ニーズにあわせ 道産素材を贅沢に使った海鮮鍋の開発を提案
  4. 海鮮鍋の知名度が会社の知名度アップに貢献 会社全体の収益増につながり、資金繰りが改善

さらなる収益強化のため 極上かにギフト券に続く主力商品を開発したい

 

インターネットからの注文で、冷凍していないゆでたての蟹が24時間以内に届くという「極上かにギフト券」が主力商品として人気を得ている同社。
売上は好調だが、この商品だけでは今後の成長に限界を感じ、売上拡大のために新たな商品開発を目指すも、どのように新商品の発売を行ったらいいかわからず当拠点に相談を求めた。

鮮度の高い海産物を短時間で提供できる強みを生かせるターゲット設定と新商品開発が課題

 

Coは、「鮮度の高い海産物を短時間で提供できる」という相談者の強みを生かした新商品開発に向けたヒアリングを実施。
新商品開発に苦戦している背景には、①ターゲットの設定方法がわからない②ターゲットに向けてどのような商品を提供したらいいかわからない、という2つの課題があると分析した。

購入者自身の家庭用ニーズにあわせ 道産素材を贅沢に使った海鮮鍋の開発を提案

Coは、既存商品の「極上かにギフト券」の主な用途はギフトであり、購入者自身が消費者となるニーズを取り込めていないことに注目。そこで、ターゲットを「購入者自身が家庭で楽しむために購入する層」と定めることを提案した。
また、ターゲットに向けた商品開発の際は「鮮度の高い海産物をタイムリーに提供できる仕入れ力」という相談者の強みに付加価値を付けることをアドバイス。
提案を受けた相談者は、鮮度の高い海産物に鍋用のスープや鍋のシメとして、人気の北海道産小麦をブレンドした生パスタをセットすることで、新たに「手軽さ」という価値を加えた「北海道産極上海鮮ブイヤベース鍋」を開発した。

海鮮鍋の知名度が会社の知名度アップに貢献 会社全体の収益増につながり、資金繰りが改善

プレス発表やアンテナショップへの出店に加え、WebやSNS等で継続的に情報発信を行った結果、新商品の売上は好調。全国紙の「お取り寄せ鍋セット特集」等にも掲載され、約200セットが発売から1か月で完売となる人気商品となった。
その後、他の雑誌への掲載も決まり、広告費用をかけずに効率よい広報効果が得られた。「北海道産極上海鮮ブイヤベース鍋」の知名度が上がることで、既存商品や会社全体の知名度も上がり、企業全体の収益も増加。金融機関等からの資金調達をせず、資金繰りの改善を達成した。

支援した拠点

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