初の自社商品が全社の売上げの2割を占めるブランドに成長 | 中小企業・小規模事業者のための経営相談所 よろず支援拠点

TOP全国の支援事例初の自社商品が全社の売上げの2割を占めるブランドに成長

初の自社商品が全社の売上げの2割を占めるブランドに成長

価格競争に巻き込まれ、品質に適う利益を確保することが至難の業になっていたハガフーズ株式会社。相談者は、販売先との価格交渉力を強め、価格競争から脱却すべく自社商品のブランド化に踏み切る。

公開日: / 都道府県:栃木県 業種:製造 課題: 売上拡大

ハガフーズ株式会社

価格競争に巻き込まれ、品質に適う利益を確保することが至難の業になっていたハガフーズ株式会社。相談者は、販売先との価格交渉力を強め、価格競争から脱却すべく自社商品のブランド化に踏み切る。

公開日:
都道府県:栃木県/業種:製造/課題:売上拡大

ハガフーズ株式会社

代表者:
住 所:

目次

  1. 長年温めてきた自社ブランド構想を現実に
  2. ブランド化により価格交渉力を強化したい
  3. ロゴデザインから自社ブランドの確立へ
  4. 新ブランドの売上げが全社売上げの2割に

長年温めてきた自社ブランド構想を現実に

ハガフーズ株式会社の販売先は、外食産業の他、スーパーの総菜部門、給食産業など多岐にわたるが、いずれも事業者であるため、否応なしに大手畜肉加工メーカーとの価格競争に巻き込まれ、品質に適う利益を確保することが至難の業となっている。
こうした状況の中、相談者は長い間、実際に商品を食べてくれる最終消費者に認識してもらえる自社商品のブランド化を構想として温めてきた。その実現に向け、手始めに「商標」等に使用するデザインの作成から始めようと決断し、当拠点への来訪相談に至った。

ブランド化により価格交渉力を強化したい

対応したコーディネーター(以下CO)は、相談者が当拠点に初来訪だったことから、まずは事業の概要、沿革、経営理念、経営哲学といった基礎的な情報から丁寧にヒアリングを行なった。そこからわかったことは、相談者がこれまで様々なビジネスを展開し、失敗と成功を繰り返してきたこと。畜肉加工業界は、大手メーカーの台頭で、価格に過敏に反応すること。そうした業界にありながら、同社は原価管理、品質管理を徹底し、大手に引けをとらない商材を提供しつつ、一定の利益を確保できていること。これを可能にしているのは、大手がソーセージからハンバーグまでフルラインアップを揃える中、「得意分野」のハム、さらにその先の「ハムカツ」に特化する戦略があることだった。
相談者は、今後もこの哲学を追求していきたいが、市場全体は伸び悩んでおり、今の売上げ、利益を確保していくには、自社ブランドを確立し販売先との価格交渉力を強める必要があると考えていた。

ロゴデザインから自社ブランドの確立へ

担当COは相談者の堅実な経営を、「中小企業の教本的経営」と評価した上で、新商品のパッケージに使用するロゴ「宇都宮ハムカツ」のデザイン作成から、「自社ブランドの確立」をテーマにした全社的な取り組みに発展させることを提案。これを体系的に展開していくために、様々な支援策の対象となる「経営革新計画制度」の活用を勧めた。相談者もその意義を理解し、社内の担当者を決め「経営革新計画」の作成に着手。当拠点は、計画のブラッシュアップの支援を行った。
また「宇都宮ハムカツ」のデザイン作成に当たって、当拠点を通じた専門家派遣の活用を提案。登録専門家の中から、当拠点が相談者の取組み内容や専門家の実績等を考慮してデザイナーをリストアップし派遣した。デザイン作成の目処が立った時点で、ブランドを守る対策に向け、「栃木県知財総合支援窓口」への相談を勧め、知財相談員への橋渡しを行なった。

新ブランドの売上げが全社売上げの2割に

  「宇都宮ハムカツ」のロゴデザインは、派遣したデザイナーに、同社内に設置した製造、営業担当者で構成される開発チームのミーティングに参画してもらうなど、意図を汲んだデザイン制作に取り組んでもらい相談者の満足するデザインが完成。現在、知財総合支援窓口から紹介された弁理士と商標権登録に向けた活動を行っている。
販促活動に関しては、外食産業をメインターゲットに、経営革新計画の承認を受けた企業の販売促進活動を支援する「とちぎ未来チャレンジファンド活用助成事業」に申請。これに採択され、販促資材の作成、展示会、商談会への参加等、計画に則った有効な活動を展開することができた。この結果、「宇都宮ハムカツシリーズ」の売上げは全社の売上げの2割を占める軸に成長。相談者は「期待していた以上の成果を残せた」と満足感をにじませた。

支援の流れ
01
価格競争から脱却すべく自社商品のブランド化に着手。ロゴデザインについて相談
02
ロゴデザイン作成から、「自社ブランドの確立」をテーマに全社的な取り組みへ
03
「経営革新計画制度」に申請。「専門家派遣制度」を活用し満足するデザインが完成
04
「経営革新計画」の承認を受け、公的支援を活用した販促活動で全社の売上げの2割を占めるブランドに
支援した拠点

栃木県よろず支援拠点

関連記事